看護師 過去問
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試験最新情報

第116回(2027年) 試験日(予想)
2027年2月21日(日)

試験日まで、183

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看護師について

看護師とは

看護師は、保健師助産師看護師法に基づき、厚生労働大臣の免許を受けて働く医療の専門職です。看護師免許は国家資格です。

法律上、看護師は、病気やけがのある人や出産後の人などに対して、療養上の世話または診療の補助を行うことを仕事とする人とされています。

仕事の中心となるのは、食事、清潔、排泄、移動などを支える療養上の世話と、医師または歯科医師の指示に基づいて行う診療の補助です。

看護師は、病院や診療所だけでなく、訪問看護ステーション、高齢者施設、学校、企業など、さまざまな場所で活躍しています。

看護師の仕事内容

看護師の仕事は、大きく分けると次の2つが中心です。

<療養上の世話>
食事、清潔、排泄、着替え、移動など、患者さんの生活を支えます。

<診療の補助>
医師または歯科医師の指示に基づき、注射、採血、点滴、薬の投与、検査や処置の補助などを行います。

 

医療機関でよく行われる業務の例は、次のとおりです。実際の業務内容は、勤務先や診療科、看護師本人の知識や技術などによって異なります。

・注射、採血
・点滴の管理
・薬の投与や服薬の支援
・血圧、体温、脈拍、呼吸、意識レベルなどの測定
・病室の巡回
・観察した内容や行ったケアのカルテへの記録
・検査室や手術室などへの患者さんの移送
・食事、入浴、排泄、着替えなどの支援
・ナースコールへの対応
・手指衛生、器具の管理、隔離の支援などの感染対策
・転倒、誤薬、医療事故などを防ぐための安全管理

 

注射、点滴、薬の投与などは、医師または歯科医師の指示や勤務先の手順に従い、安全を十分に確認して行います。

看護師の役割

看護師は、医師やほかの医療職と連携しながら、患者さんに必要なケアを行います。治療の補助だけでなく、体調の変化に気づくこと、不安をやわらげること、生活を整えることも大切な役割です。患者さんをいちばん近くで支える存在といえます。

看護師になるためには

看護師国家試験を受けるには、法律で定められた看護師養成課程を修了する必要があります。主なルートは次のとおりです。

1.学校教育ルート

大学、専門学校、看護師学校養成所などで、必要な教育を受けて受験するルートです。大学は4年、専門学校や養成所は3年以上の課程が中心です。看護に関する授業だけでなく、病院や施設などで行う実習も必要です。

2.准看護師からの進学ルート

准看護師の人は、看護師学校養成所の2年課程を修了すると、看護師国家試験を受けることができます。

2年課程には、全日制、定時制、通信制があります。学校によって異なりますが、全日制は2年、定時制は3年、通信制は2年以上の課程が一般的です。

入学するための主な条件は、次のとおりです。

・高等学校または中等教育学校を卒業している准看護師は、全日制または定時制の2年課程に進むことができます。
・高等学校または中等教育学校を卒業していない准看護師は、准看護師免許を取得した後、3年以上の実務経験が必要です。
・通信制は、学歴にかかわらず、准看護師免許を取得した後、5年以上の実務経験が必要です。

通信制の実務経験は、令和8年4月1日から7年以上から5年以上へ短縮されました。

入学試験や提出書類などの条件は学校ごとに異なるため、進学を希望する学校の募集要項を確認することが大切です。

勉強方法

資格取得の難易度

看護師国家試験の合格率は全体では高めですが、だれでも簡単に受かる試験ではありません。

第115回看護師国家試験では、受験者数59,614人、合格者数52,666人、合格率88.3%でした。第114回の合格率は90.1%でした。合格率が高めに見える理由は、看護師養成課程で学んだ新卒受験者が多いからです。既卒で受験する場合は、仕事や生活と勉強を両立する必要があるため、早めの準備が大切です。

合格するには、次の2つの条件を両方満たす必要があります。

・必修問題で80%以上を取ること
・一般問題と状況設定問題の合計で、その年の基準点を超えること

第115回では、必修問題は40点以上/50点、一般問題・状況設定問題は166点以上/249点でした。必修問題は毎年80%以上が基準です。一方、一般問題と状況設定問題の基準点は、その年の問題の難しさなどによって変わります。

つまり、一般問題と状況設定問題で点数が取れていても、必修問題が足りなければ合格できません。まずは必修問題の基本をしっかり固めることが大切です。

効率的な学習方法

次の順番で進めると、何から勉強すればよいか迷いにくくなります。

1)学校の授業内容を土台にして復習する

まずは教科書や講義ノートの要点を確認し、用語や体のしくみ、病気の基本を整理します。

2)必修問題の対策を最優先にする

必修問題は、合格するために必ず得点したい基本問題が中心です。安全、感染、観察、薬、看護過程など、看護師として特に大切な内容を確実に身につけます。

3)過去問で出題の形に慣れる

看護師国家試験はマークシート方式です。時間を計りながら解く練習をすると、本番で焦りにくくなります。

4)状況設定問題は文章を読む力を鍛える

状況設定問題は、患者さんの状態を説明する長い文章が出されることがあります。

・患者さんの情報を整理すること
年齢、病歴、症状、検査値、生活背景などを確認します。

・いま一番優先すべきことを考えること
安全、呼吸、循環、意識、急な変化などを意識して読みます。

この2点を意識すると、何を問われているか判断しやすくなります。

5)出題基準を確認して、復習範囲の抜けを防ぐ

国が公表している出題基準を確認すると、どの分野を復習すべきか整理しやすくなります。現在は「保健師助産師看護師国家試験出題基準 令和5年版」が公表されています。

看護師の関連資格

関連資格

看護師に関連する代表的な資格には、次のようなものがあります。

 

保健師
地域で暮らす人たちの健康づくりや保健指導を行う資格です。保健師の免許を受けるには、原則として1年以上の保健師教育を受け、保健師国家試験と看護師国家試験の両方に合格する必要があります。

助産師
妊娠、出産、産後の支援を専門に行う資格です。こちらも、別の教育課程と国家試験が必要です。助産師の免許を受けるには、原則として1年以上の助産師教育を受け、助産師国家試験と看護師国家試験の両方に合格する必要があります

認定看護師
認定看護師は、日本看護協会が認定する資格であり、国家資格ではありません。特定の看護分野で、高い知識と技術を使って看護を実践する役割があります。

認定を受けるには、看護師免許を取得した後、通算5年以上の実務経験が必要です。そのうち、3年以上は希望する認定看護分野での実務経験が必要です。さらに、認定看護師教育機関で必要な教育を受け、認定審査に合格する必要があります。

認定は5年ごとの更新制です。

専門看護師
専門看護師は、日本看護協会が認定する資格であり、国家資格ではありません。複雑で解決が難しい看護上の問題に対して、高度な看護を行う資格です。

主な役割には、患者さんや家族への看護、看護職などからの相談への対応、関係する職種の調整、倫理上の問題の調整、看護職への教育、看護に関する研究があります。

認定を受けるには、日本の看護師免許を持ち、看護系大学院の修士課程などを修了して、専門看護師教育課程の所定の38単位を取得する必要があります。

また、看護師免許取得後の実務研修が通算5年以上あり、そのうち3年以上は専門看護分野での実務研修でなければなりません。

その後、書類審査と筆記試験による認定審査に合格する必要があります。

認定は5年ごとの更新制です。

 

また、介護分野で働き方を広げたい場合は、介護福祉士や介護支援専門員など、別の資格制度を組み合わせる道もあります。

試験の概要

試験の申込期間

第116回看護師国家試験の申込手続は、次の日程で行われます。

・受験願書の配布開始:2026年10月中旬以降
・受験に必要な書類の提出期間:2026年11月6日(金)~11月27日(金)
・受験票の発送:2027年1月中旬予定

受験願書などの必要書類は、学校や養成所で受け取るほか、看護師国家試験運営本部事務所などに郵送で請求したり、窓口で受け取ったりすることもできます。

郵送で受験書類を提出する場合は、書留郵便で送ります。2026年11月27日(金)までの消印があるものが受け付けられます。

学校に在学中の方は、手続の多くを学校がまとめて行うことがあります。すでに卒業している方などは、必要書類や提出方法を確認し、期限に遅れないように手続を行うことが大切です。

受験票は2027年1月中旬に発送される予定です。2027年1月29日(金)までに受験票が届かない場合は、看護師国家試験運営本部事務所へ問い合わせる必要があります。

試験日時

<第116回> 令和9年2月14日(日)

看護師国家試験は年1回、例年2月中旬頃の日曜日に実施されています。

2026年8月19日時点で、厚生労働省が公表している第116回の施行案内には、試験日の開始時刻や終了時刻までは記載されていません。詳しい集合時刻や試験時間は、今後案内される受験票や受験者留意事項で確認する必要があります。

参考として、第115回では、通常の試験は午前・午後の2部制で行われ、次の時間割でした。

・午前:9時50分~12時30分(2時間40分)
・午後:14時20分~17時00分(2時間40分)

午前と午後を合わせた試験時間は5時間20分です。

試験会場、都道府県

第116回看護師国家試験の試験地は、次の12都道府県です。

北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

具体的な試験会場は、受験票が送付されるときに案内されます。試験会場は受験地ごとに複数設けられる場合がありますので、受験票に記載された会場を必ず確認します。

試験科目

人体の構造と機能
疾病の成り立ちと回復の促進
健康支援と社会保障制度
基礎看護学
地域・在宅看護論
成人看護学
老年看護学
小児看護学
母性看護学
精神看護学
看護の統合と実践

第116回も、これらの11科目が試験科目として公表されています。

科目ごとに合格を残す制度である「科目合格」はありません。

また、面接や実技などの二次試験はありません。

受験手数料

受験手数料は5,400円です。

5,400円に相当する収入印紙を受験願書に貼って納付します。収入印紙には消印をしません。

受験書類が受理された後は、受験手数料は返還されません。

合格発表

第116回看護師国家試験の合格発表は、令和9年3月24日(水)午後2時の予定です。

厚生労働省のホームページに、合格者の受験地と受験番号が掲載されます。

看護師国家試験の合格発表は、例年3月下旬に行われています。

出題方法

計240問のマークシート方式の出題で、300点満点となります。

問題種類問題数配点
必修問題50問1問1点
一般問題130問1問1点
状況設定問題60問1問2点

※必修問題と一般問題は1問1点、状況設定問題は1問2点です。

※第115回では、午前問題32について採点上の特別な取扱いが行われたため、一般問題と状況設定問題の満点は、通常の250点ではなく249点となりました。そのため、採点上の総得点の満点は299点でした。

※午前問題80についても採点上の特別な取扱いが行われています。第115回の一般問題・状況設定問題の合格基準は166点以上/249点でした。

合格情報

合格基準

看護師国家試験では、必修問題と、一般問題・状況設定問題の両方で基準を満たす必要があります。

問題種類合格基準
必修問題50点中40点以上
一般問題・状況設定問題年度により変動

必修問題は、50点中40点以上、つまり80%以上の得点が必要です。これは絶対基準で評価されます。そのため、一般問題と状況設定問題で点数が良くても、必修問題が40点に届かない場合は合格できません。

直近の第115回では、必修問題が40点以上/50点、一般問題・状況設定問題が166点以上/249点でした。

 

 

申請手続について

看護師国家試験に合格したら、看護師として働くための免許申請を行います。

国家試験に合格しただけでは、看護師として業務を行うことはできません。免許申請を行い、厚生労働省が管理する看護師籍に登録される必要があります。

申請書類は、原則として住所地を管轄する保健所に提出します。一部の県では、県庁が提出先となる場合があります。

免許申請には、代表的な費用として、登録免許税9,000円分の収入印紙が必要です。必要な書類は、申請書、医師の診断書、戸籍抄本や住民票の写しなどです。本人の状況によって必要書類が異なるため、提出先の保健所などで確認します。

看護師免許には有効期限がないため、免許を取得した後に定期的な更新を行う必要はありません。

ただし、次の登録事項が変わった場合は、看護師籍の訂正と免許証の書換え手続が必要です。

・結婚などで氏名が変わったとき
・本籍地の都道府県名が変わったとき
・外国籍の方の国籍が変わったとき

変更が生じた日の翌日から30日以内に手続を行います。籍の訂正には、登録免許税1,000円分の収入印紙が必要です。

看護師として働いている人は、2年に1回、業務従事者届を提出する必要があります。これは免許の更新ではなく、勤務先や担当している仕事など、現在の就業状況を届け出るための手続です。

届出年の12月31日現在の状況を、翌年1月15日までに、就業地の都道府県知事へ届け出ます。

令和8年は業務従事者届の届出年です。令和8年12月31日現在の就業状況を、令和9年1月15日までに届け出ます。

勤務先が医療従事者届出システムを利用している場合は、勤務先で取りまとめたうえで、オンラインによる届出を行うこともできます。

合格率の推移

 

年度受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)
令和8年(第115回)59,61452,66688.3%
令和7年(第114回)63,13156,90690.1%
令和6年(第113回)63,30155,55787.8%
令和5年(第112回)64,05158,152 90.8%
令和4年(第111回)65,02559,34491.3%