看護師 過去問
第104回(2015年2月)
問29 (午前 問29)
問題文
胸部エックス線写真を以下に示す。心胸郭比について正しいのはどれか。
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問題
看護師試験 第104回(2015年2月) 問29(午前 問29) (訂正依頼・報告はこちら)
胸部エックス線写真を以下に示す。心胸郭比について正しいのはどれか。
- 小さい。
- 正常である。
- 大きい。
- 測定できない。
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この過去問の解説 (3件)
01
心胸郭比(CRT)とは、心臓と胸郭の幅の比です。
心臓の幅/胸郭の幅×100%で計算することができます。正常は50%未満です。
1 .✖️
胸郭の幅に対し、心臓の幅は50%以上を占めているため、大きいと考えられます。
2 . ✖️
正常は50%未満です。
4 .✖️
測定できるため、不正解です。
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02
心胸郭比とは、心胸比とも呼ばれ、胸部レントゲンを撮影した際に、胸郭内の大きさに対し、心臓の幅がどれぐらいの割合を占めるかを%で示した値です。
計算方法は
心臓最大横径(cm)÷ 胸郭最大横径×100
で、通常の成人では59%以内(仰臥位で撮影した場合は60%以下)ですが、この値が大きくなればなるほど、疾病による心拡大の程度が進行しているとみなします。
悪化する可能性のある疾患は、弁膜症、心筋症、心筋梗塞、高血圧、心房細動、心不全などです。
また、透析患者のドライウェイト(体内に余剰な水分のない適正な状態での体重)を算出する際にも利用されます。
この写真の場合、数値が表示されていないため、計算にて心胸郭比を求めることはできませんが、基準値と比較した大小を判断することは可能です。
1:×
成人の正常値が50%ですので、明らかに心胸郭比が小さい(49%以下)とはいえません。よって、誤りです。
2:×
右肺に比べ多少左肺は小さいといえども、左の肺尖部分がほとんど心臓の影に隠れている状態のため、明らかに正常(50%以内)とは言えません。
よって、この選択肢も誤りです。
3:○
選択肢2の解説でも述べた通り、左肺の心臓に隠れている部分が多すぎますので、大きい(50%以上)のは確実と言えます。
万一、基準値の大きくなる仰臥位で撮影したとしても大きいでしょう。
4:×
画像は確かに見えにくくはありますが、肺と心臓の境目は判断できるため、測定できないということはありません。
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03
心陰影の一番長いところ(本画像でいうところの写真の中央あたり、白い部分)を見ると、胸郭の半分以上を占めていることから心拡大状態であるといえます。
よって正解は3. 大きい となります。
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