看護師 過去問
第104回(2015年2月)
問48 (午前 問48)
問題文
鮮紅色の底面をした水疱を形成し、痛みが強い熱傷創の回復に要する期間はどれか。
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問題
看護師試験 第104回(2015年2月) 問48(午前 問48) (訂正依頼・報告はこちら)
鮮紅色の底面をした水疱を形成し、痛みが強い熱傷創の回復に要する期間はどれか。
- 2〜3日
- 1〜2週
- 3〜4週
- 2〜3か月
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この過去問の解説 (3件)
01
熱傷創の回復については、熱傷の深さの特徴と予後を覚えておくといいでしょう。
1 . ×
2~3日で治癒するものは、熱傷の深さは第Ⅰ度(表皮熱傷)であり、症状は紅斑です。通常数日で瘢痕を残さず治癒します。
2 . 〇
1~2週で治癒するものは、熱傷の深さは第Ⅱ度(真皮浅層熱傷)であり、症状は水泡です。通常1~2週間で治癒し、軽症の色素脱失、色素沈着があります。
3 . ×
3〜4週で治癒するものは、熱傷の深さは第Ⅱ度(真皮深層熱傷)であり、症状はびらんです。通常2~8週で瘢痕は治癒します。
4 . ×
2〜3か月で治癒するものは、熱傷の深さは第Ⅲ度(皮下熱傷)であり、症状は焼痂壊死です。通常2~4週間で焼痂が分離し、肉芽組織となります。治療には植皮が必要となります。
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02
熱傷(やけど)は主に皮膚状態と患部の色調によって、深度を判断します。
皮膚の深くまで熱傷が到達している場合、そのぶん皮膚の回復に要する治癒時間は長くなるため、それぞれの深度の特徴を理解しておく必要があります。
ちなみに、今回の問題のポイントは「鮮紅色の底面」という部分から、赤色の水泡を形成する”浅達性Ⅱ度”の熱傷であることが推測され、真皮部分までの回復を必要とするので、治癒までの期間は1〜2週、選択肢としては2となります。
それぞれの熱傷の深さと特徴は以下となります。
・Ⅰ度(EB) - 表皮(角質層)のみ
皮膚は乾燥しており、患部の色は紅斑
痛みはあり・知覚過敏ぎみ
回復に要する期間は3〜4日
・浅達性Ⅱ度(SDB) - 真皮の浅部(顆粒層・有棘層)
皮膚は湿潤、水疱あり
患部(水泡底面)の色調は薄赤、あるいは鮮紅色
強い痛みの知覚あり
回復に要する期間は1~2週間
・深達性Ⅱ度(DDB) - 真皮深部(乳頭層・乳頭下層)まで到達
皮膚は湿潤、水疱あり
患部(水泡底面)の色調はやや白色、あるいは混濁
痛みは軽度、知覚鈍麻傾向
回復に要する期間は3~4週間
・Ⅲ度(DB)-皮下組織、脂肪組織まで到達
皮膚は乾燥しており、硬化あるいは炭化
患部の色調は蠟色または黄色~赤茶色・黒色または壊死様
痛みの知覚なし
回復に要する期間は数ヶ月、あるいはそれ以上
参照
熱傷について-日本創傷外科学会
http://www.jsswc.or.jp/general/yakedo.html
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03
鮮紅色の底面をした水疱を形成し、痛みが強い熱傷創の状態としては、表皮から浅い真皮までの深さを伴っていると考えられ、浅達性第Ⅱ度と推測されます。
この場合、治療期間の目安は 1〜2週とされます。
よって正解は 2 . 1〜2週 となります。
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