看護師 過去問
第112回(2023年2月)
問207 (午後 問87)
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問題
看護師試験 第112回(2023年2月) 問207(午後 問87) (訂正依頼・報告はこちら)
- 血小板数
- 尿素窒素
- 白血球数
- 食後血糖値
- AST<GOT>
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この過去問の解説 (3件)
01
加齢に伴う解剖生理の変化を押さえながら選択肢を見ていきます。
加齢に伴い造血が盛んな赤色骨髄は減少し、黄色骨髄が増加します。
しかしながら、血小板数に関しては成人と比較して大きく変化することはないと言われています。
今回の問いでは増加するものを聞いているので、この選択肢は誤りです。
尿素窒素は腎臓の働きを評価するときに見る検査項目です。
尿素は全て腎臓で排出されるため、血液中に含まれる尿素窒素の値が大きいほど腎機能が低下していることとなります。
加齢に伴い動脈硬化が進むことで、糸球体は硬化し濾過機能が低下していきます。
濾過機能が低下してしまうと、不要物が尿として排出されにくくなりますので尿素窒素の値は上昇します。
したがってこの選択肢は正解となります。
加齢に伴い造血機能は低下しますが、白血球数は成人の基準値と大きく変化することはないと言われています。
したがってこの選択肢は誤りとなります。
加齢に伴いインスリンの分泌量が減少するほか、筋肉量が低下することでインスリンの抵抗性が増大します。
更に、食後に追加で分泌されるインスリンの量も減少しますので、食後血糖値は上昇します。
したがってこの選択肢は正解となります。
AST〈GOT〉は肝臓や心臓、筋骨格に存在する酵素で、肝臓の働きを示す数値となっています。
ASTの数値は加齢に伴い変化をうけることはありません。したがってこの選択肢は誤りとなります。
加齢に伴い上昇するものや低下するものがありますが、加齢に伴う解剖生理の変化を踏まえながら覚えていくと回答しやすくなると思います。
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02
加齢に伴って各臓器の機能が低下することで、血液検査の結果に変化を及ぼします。値が高くなる項目と低くなる項目があるので、押さえておきましょう。
血小板数の大幅な変化は見られません。
加齢による腎機能の低下により、尿素窒素やクレアチニンの値は高くなります。
白血球数の大幅な変化は見られません。
加齢によるインスリン分泌量や筋肉量の低下、脂肪組織の増加により、食後血糖値は高くなります。
AST<GOT>の大幅な変化は見られません。
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03
この問題のポイントは、以下の通りです。
さまざまな生理学的および年齢関連の要因により、高齢者の血液検査の結果で成人の基準値と比較して値が高くなることがあります。
では、問題を見てみましょう。
血小板は骨髄で生成され、血液凝固に重要な役割働きをする細胞成分です。高齢者の血小板数はあまり変化しません。
尿素窒素は、血液中に存在する窒素化合物で、主に肝臓で生成されたアンモニアの代謝産物です。尿素は腎臓を通じて体外に排泄され、腎機能の健康状態を評価するための一つの指標です。
高齢者は一般的に腎機能が年齢とともに低下する傾向があり、尿素が体外に排泄されにくくなるため、尿素窒素の値は高くなります。
白血球は免疫系の一部であり、感染症や炎症に対する防御機能を果たす細胞です。高齢者の白血球数はあまり変化しません。
高齢者は膵臓からのインスリンの分泌が低下するとともに、インスリンの効果も低下します。そのため、血糖コントロールが難しくなり、食後血糖値は高くなります。
AST<GOT>は、肝臓や筋肉、心臓、脳などの組織で見られる酵素です。ASTは主に肝臓で生成され、肝細胞の損傷や炎症が起こると、ASTのレベルが上昇します。
高齢者のAST<GOT>はあまり変化しません。
この問題では、高齢者の特徴と血液検査を関連付けて覚えておくと解きやすくなります。
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