看護師 過去問
第113回(2024年2月)
問50 (午前 問50)
問題文
高齢者の歩行時につまずきが見られる場合、筋力低下が考えられる筋肉はどれか。
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問題
看護師試験 第113回(2024年2月) 問50(午前 問50) (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者の歩行時につまずきが見られる場合、筋力低下が考えられる筋肉はどれか。
- 大殿筋
- 前脛骨筋
- 下腿三頭筋
- 大腿四頭筋
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この過去問の解説 (3件)
01
高齢者がつまづいて転倒する原因は
すり足歩行によるものが多いといわれています。
重心移動ができない、骨盤~体幹の動きの低下、
足を上げる力の低下として、
「腹筋、背筋の同時収縮」「股関節の屈曲」「足関節の背屈」が
主な原因となります。
筋肉のそれぞれの主な役割を
動作と一緒に理解することがポイントとなります。
×:
脚を後ろに上げる、歩行動作時の筋肉で、
股関節や体幹の安定性にも関与し、
特に正常歩行で重要な役割を担う為、
歩行時のつまずきと関連しません。
〇:
足のつま先を上げる動作の筋肉です。
これにより、歩行時に踵が着いてから
足の裏全体が着くまでの間に、前脛骨筋は働き、
つま先が地面に引っかからないようにしています。
筋力低下で、この作用がなくなると
歩行時につまずいて、転倒リスクが高くなります。
×:
足首を伸展させ、つま先立ち、つま先を下げる動作の筋肉の為、
歩行時のつまずきと関連しません。
×:
膝を伸ばす動作の筋肉の為、歩行時のつまずきと関連しません。
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02
高齢者の歩行時につまずきが見られる場合、筋力低下によって足の挙上が十分にできず、
つま先が地面に引っかかることが原因であることが多いです。
つまずきの原因となる主な筋肉は、足首を持ち上げる働きをする筋肉です。
各選択肢について、つまずきとの関連性を確認していきましょう。
大殿筋は、股関節の伸展に関与する筋肉であり、
歩行時の姿勢保持や後方への蹴り出しを助けます。
ただし、つまずきの直接的な原因とはなりません。
この選択肢は不適切です。
前脛骨筋は足首の背屈(足首を持ち上げる動き)を担当する筋肉です。
筋力が低下すると足首が下がり、つま先が地面に引っかかりやすくなります。
高齢者のつまずきの主要な原因として挙げられる筋肉で、この選択肢が正解です。
下腿三頭筋は足首の底屈(つま先を押し下げる動き)を担当します。
歩行時の蹴り出しには重要ですが、つまずきの原因とは直接関係しません。
この選択肢は不適切です。
大腿四頭筋は膝の伸展を担当する筋肉で、歩行の際の立ち上がりや階段昇降に関与します。
つまずきの直接的な原因とはなりません。
この選択肢は不適切です。
高齢者の歩行時につまずきが見られる場合、筋力低下が考えられる筋肉は「前脛骨筋」です。
前脛骨筋が弱まると足首の背屈が十分にできず、つま先が地面に引っかかりやすくなります。
他の選択肢(大殿筋、下腿三頭筋、大腿四頭筋)は、歩行には重要な役割を持つものの、
つまずきの直接的な原因とはなりません。
高齢者の転倒リスク軽減には、前脛骨筋の強化が重要です。
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03
高齢者の歩行時につまずきが見られる場合、筋力低下が考えられる筋肉は、「前脛骨筋」です。
前脛骨筋は足首を持ち上げる働きを持つため、この筋肉が弱くなると足先が持ち上がらず、つま先が引っかかりやすくなり、つまずきが生じます。
大殿筋は、臀部に位置する大きな筋肉で、股関節の伸展(足を後ろに引く動作)に関与します。
歩行時には足を後方に蹴り出す際に重要ですが、前脛骨筋のように足先を持ち上げる動作には直接関与しないため、つまずきの原因とはなりにくいです。
前脛骨筋は、足首を持ち上げる(足関節の背屈)働きをする筋肉です。
前脛骨筋の筋力が低下すると、歩行時に足先がしっかり持ち上がらず、つま先が地面に引っかかりやすくなるため、つまずきやすくなります。
高齢者の歩行時のつまずきに関連が深い筋肉です。
下腿三頭筋は、ふくらはぎの筋肉で、足関節を底屈(足先を下に向ける動作)させる役割を持ちます。
主に歩行時に足を蹴り出す力として働きますが、足先を持ち上げる動作には関わらないため、つまずきとは直接関係ありません。
大腿四頭筋は、太ももの前面にある筋肉で、膝の伸展(膝を伸ばす動作)に関与します。
歩行時の支持や安定性に関わる重要な筋肉ですが、足首を持ち上げる役割を担っていないため、つまずきの原因にはなりにくいです。
高齢者の歩行時につまずきが見られる場合、前脛骨筋の筋力低下が考えられます。
前脛骨筋は足首を持ち上げる重要な筋肉で、筋力低下があるとつまずきや転倒のリスクが高まるため、強化が必要です。
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