看護師 過去問
第113回
問68 (午前 問68)
問題文
令和元年(2019年)の介護サービス施設・事業所調査において、介護保険制度による訪問看護の利用者の特徴で正しいのはどれか。
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問題
看護師試験 第113回 問68(午前 問68) (訂正依頼・報告はこちら)
令和元年(2019年)の介護サービス施設・事業所調査において、介護保険制度による訪問看護の利用者の特徴で正しいのはどれか。
- 要介護5の利用者が最も多い。
- 傷病別では悪性新生物が最も多い。
- 医療保険制度による利用者よりも多い。
- 要支援1、2の利用者は全体の利用者の4割を占める。
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この過去問の解説 (3件)
01
訪問看護については、介護保険制度による利用者が医療保険制度による利用者よりも多いです。
令和3年の調査では、介護保険制度による訪問看護利用者:約66.9万人、医療保険制度による訪問看護利用者:約38.0万人となっています。
訪問看護は、要介護度に関わらず幅広く利用されています。
令和4年時点での訪問看護利用者の割合は、要介護度1は24.8%、要介護度2は26.4%となっており、要介護度1~2の利用者が最も多くなっています。(要支援者は別統計です)
訪問看護の利用者は、 介護保険制度では、脳血管疾患、筋骨格系及び結合組織の疾患が多いです。
医療保険制度では、神経系の疾患、新生物等が多くなっています。
正解です。
設問で介護保険制度による訪問看護の利用者の特徴について問われています。
介護保険制度による利用者が、医療保険制度による利用者よりも多いです。
要支援1、2の利用者は2割未満となっています。
要介護と混同しないように注意しましょう。
訪問看護利用者割合は、介護保険制度利用者、医療保険利用者ともに増加傾向にあります。要支援と要介護についての違いを認識し、最新の統計について、厚生労働省のホームページなどを調べ、確認しておくとよいでしょう。
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02
訪問看護において、医療保険よりも介護保険制度を利用して訪問看護を受けている人が多いです。
要支援や要介護認定を受けている人が訪問看護を受ける場合、介護保険が適用されることが理由です。
不正解です。
幅広い要介護度区分の人が訪問看護を利用しています。
訪問看護を受けている中では、要介護1~2の人を合わせて約半数を占めています。
不正解です。
訪問看護の利用者は循環器系疾患が最も多くなっています。
悪性新生物により訪問看護を受けている人もいますが、利用者内訳の中で最も多いわけではありません。
正解です。
令和元年(2019年)の介護サービス施設・事業所調査において、介護保険制度による訪問看護の利用者は医療保険制度による利用者よりも多いです。
不正解です。
訪問看護において要支援1、2の利用者は全体の約28%であり、4割には達しません。
介護保険による訪問看護は、
・対象者が40歳以上(原則65歳以上)であること
・要支援・要介護の認定を受けていること
・主治医が訪問看護の必要性を認めたこと
で利用が可能になります。
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03
正解は「医療保険制度による利用者よりも多い」です。
訪問看護に関しては、介護保険制度を利用している方が医療保険制度を利用している方よりも多いという特徴があります。
訪問看護の利用者はさまざまな要介護度の人々に広がっており、要介護5が最も多いというわけではありません。
訪問看護の対象は、軽度から重度まで幅広い要介護度の利用者が含まれています。
訪問看護の利用理由として、脳血管疾患や神経系疾患などが多く見られます。
「悪性新生物(がん)」も訪問看護の理由となることはありますが、最も多い原因ではありません。
訪問看護の利用者は、介護保険制度によるものが多く、医療保険制度の利用者よりも数が多いです。
これは、訪問看護が要介護高齢者の在宅生活支援において非常に重要な役割を果たしていることを示しています。
要支援1、2の利用者が訪問看護の全体利用者の約28%です。
要支援の利用者は全体から見ると比較的少なく、訪問看護の利用は要介護度が高い人々に多く利用されています。
令和元年(2019年)の介護サービス施設・事業所調査において、訪問看護の利用者に関する特徴として、介護保険制度による訪問看護の利用者数が医療保険制度による利用者数よりも多いことが挙げられます。
また、要支援の利用者は全体の中では少なく、訪問看護は主に要介護度が高い人々を対象としています。
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