看護師 過去問
第113回
問209 (午後 問89)
問題文
インシデントレポートについて適切なのはどれか。2つ選べ。
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問題
看護師試験 第113回 問209(午後 問89) (訂正依頼・報告はこちら)
インシデントレポートについて適切なのはどれか。2つ選べ。
- 法令で書式が統一されている。
- 責任追及のためには使用されない。
- インシデントの発生から1か月後に提出する。
- 分析結果は他職種を含めて組織全体で共有する。
- 医療に誤りがあったが、患者に実施される前に発見された事例の報告は不要である。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は、「責任追及のためには使用されない」と
「分析結果は他職種を含めて組織全体で共有する」です。
インシデントレポートとは、
医療現場などで事故につながりかけた事案が発生したときに、
その出来事を記録し、提出する報告書のことをいいます。
誤った解答です。
インシデントレポートには、法令で統一された書式はなく、
各医療機関ごとに、独自の書式で行われ、
その名称も、施設により異なっています。
正しい解答です。
インシデントレポートは、個人に対する責任追及や、
処罰をするためのものではありません。
現状を把握し、安全な医療を実施するためや、
組織的な解決をするための、重要な情報源です。
誤った解答です。
インシデントレポートは、
事案が発生した直後の、記憶が鮮明なうちに作成されることが基本です。
多くの医療機関で、発生後すみやかに提出することが規定されています。
正しい解答です。
インシデントの内容を把握し、関係者間で共有することで、
組織的な解決を図り、再発防止に努めることができます。
誤った解答です。
重大な事故の背景には、軽微な事故やヒヤリ・ハットが多く存在します。
軽微な事故の段階で把握し、改善を図ることが、
重大な事故を予防することにつながります。
インシデントリポートについての正しい選択肢は、
「責任追及のためには使用されない」と
「分析結果は他職種を含めて組織全体で共有する」です。
インシデントリポートは、医療の安全向上のため、
重要な報告書です。
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02
インシデントレポートについて適切なのは、「責任追及のためには使用されない」と「分析結果は他職種を含めて組織全体で共有する」です。
インシデントレポートは、事故予防や医療安全向上のための記録であり、責任追及が目的ではありません。
インシデントレポートの書式は、法令で統一されているものではなく、医療機関ごとに異なります。
施設の特徴や方針に応じて、インシデントの内容が明確に伝わるよう、それぞれの施設が独自に様式を作成・運用しています。
インシデントレポートは、事故の原因を究明し、再発を防ぐために使用されます。
報告した職員を責めることなく、医療の安全性を向上させることが目的です。
報告しやすい環境を整えることが重要であり、責任追及を目的としないことが基本方針です。
インシデントレポートは、迅速に情報を共有し対策を講じるため、発生から時間を空けずに提出することが望まれます。
多くの医療機関では、インシデント発生後すみやかに報告するよう定められています。
1か月後の提出では対応が遅れ、医療安全の向上に支障が出るため適切ではありません。
インシデントレポートの分析結果は、医療の安全性を高めるため、組織全体で共有されます。
医師、看護師、事務職など他職種と連携し、組織全体で情報を共有することにより、再発防止に効果が期待できます。
医療に誤りがあったものの患者に実施される前に発見された場合も、ヒヤリハットとしてインシデントレポートに報告することが重要です。このような事例を分析することで、潜在的なリスクを早期に特定し、今後の予防策を講じることが可能になります。
インシデントレポートは、医療安全の向上を目的に作成され、責任追及には使用されません。
また、他職種を含めて組織全体で分析結果を共有し、再発防止に努めることが重要です。
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