看護師 過去問
第114回(2025年2月)
問108 (午前 問108)
問題文
<問106〜問108は同一の症例設定に基づきます。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
次の文を読み、問いに答えよ。
Aちゃん(1歳4か月、女児)は、午前9時ころ、ポータブル型のゲーム機用の直径10mmのボタン型電池を誤飲し、午前10時に両親に付き添われ外来を受診した。看護師がAちゃんを観察すると、機嫌は良くバイタルサインも安定していた。Aちゃんに成長や発達の遅れはない。
待合室にはAちゃんの他に3人の患児が診察を待っていた。それぞれは以下のとおりである。
B君(1歳3か月、男児):今朝、カーペットの敷かれたフロアで歩行中に転倒。バイタルサインは正常、顔色良好。母親に抱っこされて遊んでいる。
Cちゃん(3歳、女児):体温39.5℃、呼吸数23/分、脈拍100/分、鼻汁多量、機嫌良好、顔色良好。
D君(9か月、男児):自宅で痙攣したため受診。初めての痙攣で、5分間継続したが、受診時には止まっている。待合室にて3回の嘔吐。体温38.7℃。声かけで開眼するが、すぐにうとうとする。
翌日、Aちゃんは退院することになった。看護師は、Aちゃんの誤飲予防のための教育的支援を両親に行うことにした。
両親に伝える内容で最も適切なのはどれか。
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問題
看護師試験 第114回(2025年2月) 問108(午前 問108) (訂正依頼・報告はこちら)
<問106〜問108は同一の症例設定に基づきます。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
次の文を読み、問いに答えよ。
Aちゃん(1歳4か月、女児)は、午前9時ころ、ポータブル型のゲーム機用の直径10mmのボタン型電池を誤飲し、午前10時に両親に付き添われ外来を受診した。看護師がAちゃんを観察すると、機嫌は良くバイタルサインも安定していた。Aちゃんに成長や発達の遅れはない。
待合室にはAちゃんの他に3人の患児が診察を待っていた。それぞれは以下のとおりである。
B君(1歳3か月、男児):今朝、カーペットの敷かれたフロアで歩行中に転倒。バイタルサインは正常、顔色良好。母親に抱っこされて遊んでいる。
Cちゃん(3歳、女児):体温39.5℃、呼吸数23/分、脈拍100/分、鼻汁多量、機嫌良好、顔色良好。
D君(9か月、男児):自宅で痙攣したため受診。初めての痙攣で、5分間継続したが、受診時には止まっている。待合室にて3回の嘔吐。体温38.7℃。声かけで開眼するが、すぐにうとうとする。
翌日、Aちゃんは退院することになった。看護師は、Aちゃんの誤飲予防のための教育的支援を両親に行うことにした。
両親に伝える内容で最も適切なのはどれか。
- Aちゃんから目を離さないこと
- Aちゃんにやってはいけないことを教えること
- 家の中でのAちゃんの行動範囲を柵で区切ること
- 大きさが4cmよりも小さいものはAちゃんの手が届かないところに置くこと
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この過去問の解説 (2件)
01
小児のトリアージに続く、状況設定問題の3問目です。
状況設定問題を読むときは、以下を意識しながら読んでみましょう。
・まずはシナリオ最後にある「この設問で問われていることは何か」を確認します。
・次に選択肢の内容から関連する情報を予測します。
この問題は、ボタン電池の誤飲で入院したAちゃんの教育的支援についての設問です。
✕
Aちゃんは1歳4か月です。
成長発達過程で言えば、一人歩きが可能で行動範囲が広がる時期であり、一瞬たりとも目を離さないで生活することは難しい段階です。
現実的な安全対策としては、Aちゃんの行動範囲を確認し、家の中の危険な場所のチェックをして対策を行います。
食事中などは食べ物を誤飲して窒息するリスクが高いので、目を離さないように指導することも大切です。
✕
1歳4か月の言葉の発達としては「パパ」「ママ」など意味のある言葉、2~4語文などが可能となる時期です。
「わんわん」「ブーブー」など、物の名前と言葉を結びつけることができるようになりますが、誤飲の注意点など複雑な内容を理解できる年齢ではありません。
✕
一人歩きが可能となって行動範囲が広がる時期です。
危険な場所や目の届かないところを一時的に柵で区切ることはありますが、行動を制限することで誤飲を防ぐことはできないため、教育的支援としては不適切です。
〇
この時期の乳幼児は興味・関心が広がってきて、活動範囲も広がってきます。
探索行動と言って、手足を使ったり、なんでも口に入れて「これは何だろう?」と確かめる習性があり、これが誤飲のリスクを高めます。
成長発達の証でもあるので、探索行動を制限することはよくありません。
乳幼児は口の大きさに対して気道がとても狭く、直径が4㎝以下の物、特に2㎝程度の小さいものは誤飲したときに、気管に蓋をして窒息のリスクもあるため、手の届かないところで管理するように指導します。
よくある誤飲のリスクが高いものとして、
硬貨・たばこ・ボタン電池・アクセサリー・文房具(クリップ、画鋲など)・薬
などがあげられます。
誤飲したものによっては、吐き出させていいものとそうでないものがあるため、予防方法とともに、万が一誤飲したときの対処方法も合わせて指導することが重要です。
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02
正解は、
「大きさが4cmよりも小さいものはAちゃんの手が届かないところに置くこと」です。
Aちゃんが退院する際に、
両親に行う、誤嚥予防のための指導内容で適切なものを選択する問題です。
誤った解答です。
日常生活のなかで、
Aちゃんから常に目を離さないことは、
現実的に不可能です。
適切な指導ではありません。
誤った解答です。
1歳4か月のAちゃんに、
やってはいけないことを教えても、
理解が難しいです。
適切な指導ではありません。
誤った解答です。
1歳4か月のAちゃんに対し、
台所や階段など危険な場所を柵で区切り、
安全を確保することが必要なこともありますが、
誤飲予防の指導としては、適切とはいえません。
正しい解答です。
1歳4か月のAちゃんの口の大きさから、
大きさが4cmよりも小さいものは、
Aちゃんの手の届かないところに置くことが、
具体的な方法として適切な指導です。
Aちゃんの両親に伝える内容で最も適切なのは、
「大きさが4cmよりも小さいものはAちゃんの手が届かないところに置くこと」です。
発達段階を考慮し、
子ども自身に危険を理解させることよりも、
環境調整によって危険物を遠ざけることが基本になります。
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