看護師 過去問
第114回
問163 (午後 問43)

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問題

看護師試験 第114回 問163(午後 問43) (訂正依頼・報告はこちら)

Aちゃん(1歳7か月、女児)は先天性水頭症(congenital hydrocephalus)のため脳室安腹腔<V−P>シャント造設術を受けて退院した。Aちゃんは歩行障害があり、母親が1人で育てている。
退院後、訪問看護師が訪問すると、Aちゃんの母親は「子どもが泣くとイライラします。この先Aを育てていく自信がなく、経済的にも生活していけるか不安です」と話した。
このとき、訪問看護師が母親に勧める相談先で最も適切なのはどれか。
  • 居住地の社会福祉協議会
  • 居住地の保健センター
  • 障害児の子育てグループ
  • 入院していた病院の医療相談室

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この過去問の解説 (1件)

01

地域にはさまざま支援の窓口があります。それぞれに役割があるため、悩みに応じて相談先を検討していく必要があります。

選択肢1. 居住地の社会福祉協議会

不正解

全国の市町村にあり、ボランティア活動、福祉活動を行っている組織になります。子育てや障害児支援の入口としては直接的ではありません。

選択肢2. 居住地の保健センター

正解

保健師や保健師助産師が配置され、障害児を含む育児・発達支援、母親のメンタルサポート、経済的な支援窓口(福祉課など)につなぐ役割を担います。退院直後で保健の継続支援を受けるには適切です。

選択肢3. 障害児の子育てグループ

不正解

ピアサポートとしては有効ですが、母親が今抱えている「経済的不安」や「育児の自信のなさ」への相談の入口にはなりにくいです。

選択肢4. 入院していた病院の医療相談室

不正解

入院中受診に関連する相談には有効ですが、退院後の地域での生活支援につながりにくいです。

まとめ

国家試験では退院後、母子の第一相談窓口として”保健センターに相談する”が頻出です。

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