看護師 過去問
第114回
問186 (午後 問66)
問題文
頭位で出生した直後の児の頭部に腫脹を認めた。腫脹は骨縫合を越え、波動を触れず、数日後に消失した。
出生直後に認められた児頭の腫脹で考えられるのはどれか。
出生直後に認められた児頭の腫脹で考えられるのはどれか。
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問題
看護師試験 第114回 問186(午後 問66) (訂正依頼・報告はこちら)
頭位で出生した直後の児の頭部に腫脹を認めた。腫脹は骨縫合を越え、波動を触れず、数日後に消失した。
出生直後に認められた児頭の腫脹で考えられるのはどれか。
出生直後に認められた児頭の腫脹で考えられるのはどれか。
- 産瘤
- 骨重積
- 頭血腫
- 帽状腱膜下血腫
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この過去問の解説 (1件)
01
胎児の頭部は柔らかいのが特徴です。これは脳の成長に合わせて頭蓋骨が拡張できるようになっていることや、出産時に産道を通りやすくするために頭部を変形可能な状態にするためです。
正解
産瘤とは、胎児が産道を通る際に頭が圧迫されることで体液が集まり、皮下にできる浮腫のことです。通常1〜3日で程度で自然に治ります。
不正解
骨重積は、胎児が産道を通過しやすいように頭蓋骨が変形する自然な現象であり、通常は出産後しばらくすると自然に消失します。
不正解
出産時に頭部が産道を通ることで生じる、頭蓋骨と骨膜の間の内出血によるこぶのことです。生まれてからはすぐに目立たず、生後数日経ってから膨らんでくるのが特徴です。通常は1〜3ヶ月程度で自然に吸収されて小さくなります。
不正解
帽状腱膜下血腫とは、産道通過時の圧迫や鉗子分娩・吸引分娩によって起こる、頭皮下の帽状腱膜と頭蓋骨の骨膜との間に生じる出血です。頭部全体に血腫が広がり、貧血や出血性ショックを引き起こし、重症化すると死に至ることもあります。
新生児に起こる症状が自然な現象であるか、異常であるか学習しておきましょう。
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