看護師 過去問
 第114回
   問238 (午後 問118)  
 問題文
 次の文を読み、問いに答えよ。
午後1時に震度6強の地震が発生し、避難所が開設された。地震発生の2時間後、避難所に救護所が設置され、近隣の病院から医療救護班が派遣された。医療救護班が複数の被災者に対応するなか、Aさん(54歳、男性)が搬送されてきた。Aさんは右大部に4cmの切創があり出血部位をタオルで押さえている。すぐに看護師が切創部の処置を介助することになった。
このときの看護師の感染予防対策で正しいのはどれか。
 午後1時に震度6強の地震が発生し、避難所が開設された。地震発生の2時間後、避難所に救護所が設置され、近隣の病院から医療救護班が派遣された。医療救護班が複数の被災者に対応するなか、Aさん(54歳、男性)が搬送されてきた。Aさんは右大部に4cmの切創があり出血部位をタオルで押さえている。すぐに看護師が切創部の処置を介助することになった。
このときの看護師の感染予防対策で正しいのはどれか。
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問題
看護師試験 第114回 問238(午後 問118) (訂正依頼・報告はこちら)
 次の文を読み、問いに答えよ。
午後1時に震度6強の地震が発生し、避難所が開設された。地震発生の2時間後、避難所に救護所が設置され、近隣の病院から医療救護班が派遣された。医療救護班が複数の被災者に対応するなか、Aさん(54歳、男性)が搬送されてきた。Aさんは右大部に4cmの切創があり出血部位をタオルで押さえている。すぐに看護師が切創部の処置を介助することになった。
このときの看護師の感染予防対策で正しいのはどれか。
   午後1時に震度6強の地震が発生し、避難所が開設された。地震発生の2時間後、避難所に救護所が設置され、近隣の病院から医療救護班が派遣された。医療救護班が複数の被災者に対応するなか、Aさん(54歳、男性)が搬送されてきた。Aさんは右大部に4cmの切創があり出血部位をタオルで押さえている。すぐに看護師が切創部の処置を介助することになった。
このときの看護師の感染予防対策で正しいのはどれか。
-   ゴーグルを装着して処置の介助を行う。
-   使い捨て手袋を1時間ごとに交換する。
-   処置を行う前に破傷風(tetanus)のワクチンを受ける。
-   看護師が着用するガウンにAさん用と記載しAさん専用にする。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は、
「ゴーグルを装着して処置の介助を行う。」です。
出血を伴う創部の処置を行う際には、
血液が顔面などに飛び、眼の粘膜から感染する恐れがあるため、
標準感染対策として、
手袋・マスク・ガウンの他に、眼を保護するためゴーグルを装着します。
正しい解答です。
Aさんは、大腿部の切創から出血しており、
処置の際に血液が眼の粘膜に飛び散ると、
感染のおそれがあります。
感染予防策として正しい対応です。
誤った解答です。
使い捨て手袋は、患者ごと・処置ごとに交換することが原則です。
1時間ごとに交換することは、
正しい感染予防策ではありません。
誤った解答です。
破傷風ワクチンは、2回接種が必要で、
抗体ができるまでに4週間程度かかります。
処置を行う前に接種しても、感染予防対策にはなりません。
誤った解答です。
着用するガウンは、一度使用したものは再利用せず、
使い捨てが望ましいです。
正しい感染予防策とはいえません。
看護師の感染予防対策で正しいのは、
「ゴーグルを装着して処置の介助を行う。」です。
災害時の看護でも、
正しい方法で感染予防策を講じ、
感染症から身を守ることが重要です。
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02
顔に血液が飛ぶおそれがあるため、ゴーグルを装着して処置を介助します
出血している創部を洗浄・縫合するときは、血液が飛び散って目に入る危険があります。
標準予防策では「体液が飛びそうな場面でアイシールドを使う」ことが推奨されており、ゴーグル着用が最も基本的で確実な対策です。
血液暴露を防ぐための正しい防護策です。
マスクに加えゴーグルやフェイスシールドを用いることで、目からの感染リスクを下げられます。
手袋は「時間」ではなく 患者ごと・処置ごと に交換します。
同じ患者でも清潔操作が終わったら外し、次の汚染操作には新しい手袋を着けるのが原則です。
破傷風ワクチンが必要なのは負傷した患者側です。
看護師が急いで接種しても処置中の感染予防効果にはつながりません。
ガウンは使い捨てか患者間で洗濯交換する物です。
特定患者用として繰り返し使うと、かえって交差感染の原因になります。
出血や体液が飛ぶ恐れのある処置では、手袋+マスク+ゴーグル(またはフェイスシールド)が標準装備。
手袋とガウンは「汚染したらすぐ交換」、患者専用にせず毎回清潔なものを使います。
破傷風ワクチンは負傷者の創部管理として検討し、医療者が緊急接種する必要はありません。
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