看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問12 (必修問題 問12)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問12(必修問題 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

胃潰瘍(gastric ulcer)による少量の吐血の特徴はどれか。
  • 泡沫状
  • アセトン臭
  • アンモニア臭
  • コーヒー残渣様

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この過去問の解説 (2件)

01

胃酸によって血液が酸化されるため、コーヒーの残りかすのような黒褐色(暗い茶色〜黒色)になるのが大きな特徴です。

選択肢1. 泡沫状

誤りです。泡沫状の鮮やかな赤色(鮮紅色)の時は、肺や気道などの呼吸器からの出血の可能性があります。肺で吸い込んだ空気(酸素や二酸化炭素)と血液が激しく混ざり合うため、細かい泡を含んだ状態になります。

選択肢2. アセトン臭

誤りです。アセトン臭とは、甘酸っぱい臭いや果物が腐ったようなマニキュアに似た臭いのことです。吐く息や嘔吐物にアセトン臭がする時は、糖尿病ケトアシドーシス(DKA)や極度の飢餓・脱水によるケトーシスの可能性があります。これは体内のエネルギー不足により脂肪が過剰に分解され、酸性の代謝物質である「ケトン体(アセトンなど)」が血液中に充満しているサインです。

選択肢3. アンモニア臭

誤りです。アンモニア臭とは、おしっこのような鼻を突く臭いです。吐く息や嘔吐物、あるいは体臭からアンモニア臭がするときは、肝機能の著しい低下(肝不全や肝硬変)や、腎機能の低下(尿毒症)の可能性が高いです。体内で発生した有害なアンモニアを処理・排出できなくなり、溜まったアンモニアが息や汗中に混ざって出てきている状態です。

選択肢4. コーヒー残渣様

正解です。胃酸によって血液が酸化されるため、コーヒーの残りかすのような黒褐色(暗い茶色〜黒色)になるのが大きな特徴です。

まとめ

どういう形状、色のものがどういう疾患に結びつくかは、実際に働いてからのアセスメントのためにとても重要です。排出、排泄されたものには、必ず理由があるので、理由から関連づけると覚えやすいです。

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02

胃から出血すると、血液が胃酸と混ざり合うことで酸化・変色します。そのため、吐血した血液は赤色ではなく、コーヒーの残りかすのような黒褐色を呈するのが特徴です。

選択肢1. 泡沫状

誤りの解答です。

肺や気道からの出血は空気を多く含んだ泡沫状になり、咯血で見られる特徴です。アルカリ性で鮮紅色をしていることが多く、吐血と区別されます。

選択肢2. アセトン臭

誤りの解答です。

糖尿病性ケトアシドーシスや飢餓状態の際に、呼気や尿から生じる甘酸っぱい臭いです。吐物ではなく呼気の特徴で、胃潰瘍の吐血の性状とは関係がありません。

選択肢3. アンモニア臭

誤りの解答です。

肝不全に伴う肝性脳症で、呼気や排泄物から観察される刺激臭です。重篤な肝機能障害の指標となる臭気のため、胃出血による吐血の特徴ではありません。

選択肢4. コーヒー残渣様

正しい解答です。

出血した血液中のヘモグロビンが胃酸と反応し、黒褐色のヘマチンへと変化します。胃潰瘍で出血した際によく観察されます。

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