看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問70 (看護の統合と実践 問1)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問70(看護の統合と実践 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

4人の小児の入院患者を受け持っている日勤の看護師が、患者に付き添っている母親から立て続けにナースコールを受けた。
訪室の優先順位が高いのはどれか。
  • 胃腸炎(gastroenteritis)の3歳児、母親が抱っこ中に嘔吐した。
  • 化学療法中の7歳児、点滴静脈内注射の刺入部が腫れた。
  • 急性肺炎(acute pneumonia)の2歳児、抗菌薬の点滴静脈内注射が終了した。
  • 鼠径ヘルニア(inguinal hernia)手術後の1歳児、ヘパリンロック中の静脈内留置針が抜けたが、出血はない。

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この過去問の解説 (2件)

01

抗がん剤の血管外漏出は、皮膚潰瘍や組織壊死を引き起こす危険があります。腫れを発見した時点で直ちに注入を停止・抜針し、迅速な処置を行う必要があります。放置による組織障害の不可逆性と対応の緊急性が高いです。

選択肢1. 胃腸炎(gastroenteritis)の3歳児、母親が抱っこ中に嘔吐した。

誤りの解答です。

抱っこ中のため体位を横向きにし、気道確保と吐物の除去・吸引を行う必要があります。優先順位は高いほうですが、化学療法の血管外漏出の対応のほうが優先度が高いです。

選択肢2. 化学療法中の7歳児、点滴静脈内注射の刺入部が腫れた。

誤りの解答です。

抗がん剤の漏出による重篤な組織壊死を防ぐため、即座に点滴を停止し対応する必要があります。わずかな遅れが永続的な障害につながるため優先して対応します。

選択肢3. 急性肺炎(acute pneumonia)の2歳児、抗菌薬の点滴静脈内注射が終了した。

誤りの解答です。

点滴終了のアラーム対応は優先して対応するべき内容ではありません。空気混入や血流逆流を防ぐため、緊急対応の後に行います。

選択肢4. 鼠径ヘルニア(inguinal hernia)手術後の1歳児、ヘパリンロック中の静脈内留置針が抜けたが、出血はない。

誤りの解答です。

すでに抜針しており出血もないため急変のおそれはありません。抜けた針の廃棄と刺入部の絆創膏保護は緊急対応後に行います。

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02

ナースコールでの優先順位が高い患者を考えましょう。

選択肢1. 胃腸炎(gastroenteritis)の3歳児、母親が抱っこ中に嘔吐した。

✕

嘔吐による吐物の逆流や窒息の恐れがあります。そのため、訪室の優先順位は高くなりますが、母親が抱っこしていることもあり、血管外漏出の可能性が高い患者の方が訪室の優先順位は高くなります。また、他の看護師に嘔吐の患者を訪室してもらう必要があります。

選択肢2. 化学療法中の7歳児、点滴静脈内注射の刺入部が腫れた。

○

点滴静脈内注射の施入部が腫れており、血管外漏出の可能性が高いことが考えられます。抗癌剤が血管外の皮下組織に漏出することで、周辺組織の障害や壊死を引き起こす恐れがあります。よって、最も優先順位の高いナースコールとなります。

血管外漏出が起こっていた場合には、すぐに点滴を止めて医師へ報告し、医師の指示に沿って処置を行います。

選択肢3. 急性肺炎(acute pneumonia)の2歳児、抗菌薬の点滴静脈内注射が終了した。

✕

点滴静脈内注射が終了しても、生命の危険性は低いため、訪室の優先順位は低くなります。

選択肢4. 鼠径ヘルニア(inguinal hernia)手術後の1歳児、ヘパリンロック中の静脈内留置針が抜けたが、出血はない。

✕

ヘパリンロック中の静脈内留置針が抜け、更に出血もないため、生命の危険性は低いため、訪室の優先順位は低くなります。

まとめ

生命の危険性があるのはどの患者かをアセスメントしましょう。

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