看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問207 (老年看護学 問15)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問207(老年看護学 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

加齢に伴う高齢者の泌尿器系の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 尿濃縮力の亢進
  • 排尿回数の減少
  • 膀胱収縮力の低下
  • 尿細管の基底膜の肥厚
  • 糸球体濾過量〈GFR〉の増加

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この過去問の解説 (1件)

01

正しい選択肢は、膀胱収縮力の低下、尿細管の基底膜の肥厚です。

高齢になると、腎臓や膀胱の働きは少しずつ弱くなります。腎臓では尿を濃くする力や、血液をろ過する力が低下します。また、膀胱では尿を押し出す力が弱くなり、尿が残りやすくなることがあります。

選択肢1. 尿濃縮力の亢進

これは誤りです。

尿濃縮力とは、体の水分が足りないときに、腎臓が尿を濃くして水分を体に残す力のことです。

高齢になると、この力は強くなるのではなく、低下します。そのため、体の水分バランスを保ちにくくなり、脱水にも注意が必要です。

選択肢2. 排尿回数の減少

これは誤りです。

高齢になると、膀胱にためられる尿の量が少なくなったり、夜間に尿が作られやすくなったりします。そのため、排尿回数は減るよりも、増えることが多いです。

特に、夜中に何度もトイレに行く夜間頻尿がみられやすくなります。

選択肢3. 膀胱収縮力の低下

これは正しいです。

膀胱収縮力とは、膀胱が縮んで尿を外へ押し出す力のことです。

高齢になると、この力が弱くなることがあります。その結果、尿を出し切りにくくなり、残尿が起こりやすくなります。残尿が多いと、尿路感染などの原因になることもあります。

選択肢4. 尿細管の基底膜の肥厚

これは正しいです。

尿細管は、腎臓の中で尿の成分を調整する細い管です。加齢により、尿細管のまわりの基底膜が厚くなるなど、腎臓の細かい構造に変化が起こります。

このような変化によって、腎臓の働きは少しずつ低下していきます。

選択肢5. 糸球体濾過量〈GFR〉の増加

これは誤りです。

糸球体濾過量〈GFR〉は、腎臓が血液をろ過する力を示す目安です。

高齢になると、腎臓の血流が減ったり、糸球体の数や働きが低下したりするため、GFRは増えるのではなく、低下します。

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