看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問215 (成人看護学 問35)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問215(成人看護学 問35) (訂正依頼・報告はこちら)

<問214〜問216は同一の症例設定に基づいています。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
問214はこちら

次の文を読み、問いに答えよ。

Aさん(55歳、男性)は会社の健康診断で便潜血が陽性となった。他の検査項目に異常がなかったため、精密検査を受けなかった。6か月後、妻の強い勧めで病院を受診し「体調に変化がなかったので、仕事を優先していました。たくさん検査を受けないといけないのですね」と話した。Aさんに特記すべき既往歴はない。

Aさんは腹腔鏡を用いた気腹法による左半結腸切除術を受けることになった。入院に付き添ってきた妻は「腸を半分も切ると言われて驚いてしまいました。ずいぶん切るそうですが、どんな手術になるのかしら」と話した。
Aさんの手術について正しいのはどれか。

  • 局所麻酔で行う。
  • 上行結腸側を切除する。
  • 20cm程の切開創ができる。
  • 二酸化炭素を腹腔内に入れる。

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この過去問の解説 (1件)

01

適切なのは、「二酸化炭素を腹腔内に入れる。」です。

Aさんは、腹腔鏡を用いた気腹法による左半結腸切除術を受けます。腹腔鏡手術では、おなかに小さな穴を開け、カメラや器具を入れて手術を行います。気腹法では、手術をしやすくするために、二酸化炭素を腹腔内に入れておなかをふくらませます。

選択肢1. 局所麻酔で行う。

これは適切ではありません。

腹腔鏡を用いた結腸切除術は、おなかの中を操作する手術です。そのため、通常は全身麻酔で行います。

局所麻酔は、体の一部だけの感覚をなくす麻酔です。結腸を切除するような手術には合いません。

選択肢2. 上行結腸側を切除する。

これは適切ではありません。

Aさんが受けるのは左半結腸切除術です。左半結腸切除術では、主に左側の結腸を切除します。

上行結腸は、おなかの右側にある結腸です。そのため、上行結腸側を切除するという説明は、左半結腸切除術とは合いません。

選択肢3. 20cm程の切開創ができる。

これは適切ではありません。

腹腔鏡手術では、小さな切開をいくつか作り、そこからカメラや器具を入れて手術を行います。開腹手術に比べて、切開創は小さくなりやすいです。

そのため、最初から20cmほどの大きな切開創ができると考えるのは適切ではありません。ただし、切除した腸を取り出すために、少し切開を広げることはあります。

選択肢4. 二酸化炭素を腹腔内に入れる。

これは適切です。

腹腔鏡手術の気腹法では、二酸化炭素を腹腔内に入れて、おなかの中に作業スペースを作ります。

二酸化炭素を使うことで、カメラで中を見やすくなり、器具を操作しやすくなります。これが「気腹法」の大きな特徴です。

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