看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問216 (成人看護学 問36)
問題文
<問214〜問216は同一の症例設定に基づいています。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
問214はこちら
次の文を読み、問いに答えよ。
Aさん(55歳、男性)は会社の健康診断で便潜血が陽性となった。他の検査項目に異常がなかったため、精密検査を受けなかった。6か月後、妻の強い勧めで病院を受診し「体調に変化がなかったので、仕事を優先していました。たくさん検査を受けないといけないのですね」と話した。Aさんに特記すべき既往歴はない。
Aさんは予定通りに手術を受け、順調に経過した。術後4日、Aさんは粥食を摂取し「退院したら早く仕事に戻りたい。入院したときは、身長176cm、体重70kgだったけれど、入院して2kg減った。退院後はどうなるのでしょうか」と言った。
血液検査では、赤血球510万/pL、Hb13.8g/dL、Ht40%、白血球8,200/pL、総蛋白7.0g/dL、アルブミン5.1g/dLであった。
Aさんへの説明で適切なのはどれか。
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問題
看護師試験 第115回(2026年2月) 問216(成人看護学 問36) (訂正依頼・報告はこちら)
<問214〜問216は同一の症例設定に基づいています。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
問214はこちら
次の文を読み、問いに答えよ。
Aさん(55歳、男性)は会社の健康診断で便潜血が陽性となった。他の検査項目に異常がなかったため、精密検査を受けなかった。6か月後、妻の強い勧めで病院を受診し「体調に変化がなかったので、仕事を優先していました。たくさん検査を受けないといけないのですね」と話した。Aさんに特記すべき既往歴はない。
Aさんは予定通りに手術を受け、順調に経過した。術後4日、Aさんは粥食を摂取し「退院したら早く仕事に戻りたい。入院したときは、身長176cm、体重70kgだったけれど、入院して2kg減った。退院後はどうなるのでしょうか」と言った。
血液検査では、赤血球510万/pL、Hb13.8g/dL、Ht40%、白血球8,200/pL、総蛋白7.0g/dL、アルブミン5.1g/dLであった。
Aさんへの説明で適切なのはどれか。
- 貧血が進行する。
- 下痢をしやすくなる。
- 体重を減らす必要がある。
- 食後に低血糖が起こりやすくなる。
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この過去問の解説 (1件)
01
正しい選択肢は、下痢をしやすくなるです。
Aさんは便潜血陽性をきっかけに受診し、手術を受けています。文脈から、大腸の病変に対する手術後と考えます。大腸は便の水分を吸収する働きがあるため、手術で大腸の一部を切除すると、便の水分が多くなり、下痢をしやすくなることがあります。
これは誤りです。
Aさんの血液検査では、赤血球510万、Hb13.8g/dL、Ht40%であり、貧血が進んでいる状態とは考えにくいです。
また、手術後に順調に経過しており、粥食も摂取できています。出血が続いているなどの情報もないため、Aさんに「貧血が進行する」と説明するのは適切ではありません。
これは正しいです。
大腸には、便の水分を吸収して便の形を整える働きがあります。大腸の一部を手術で切除すると、水分を吸収する力が一時的に弱くなり、便がゆるくなりやすいです。
そのため、退院後は下痢をしやすくなることがあると説明します。食事の量や内容、排便の回数を確認しながら、少しずつ生活を整えていくことが大切です。
これは誤りです。
Aさんは身長176cm、入院時の体重70kgです。大きく肥満している状態とは考えにくく、手術後に意図的に体重を減らす必要はありません。
入院後に2kg減っていますが、手術や食事量の変化、活動量の変化などで一時的に体重が減ることはあります。むしろ、退院後は体力を回復するために、無理のない範囲で栄養をとることが大切です。
これは誤りです。
食後に低血糖が起こりやすくなるのは、胃を切除した後にみられることがある症状です。食べ物が急に腸へ流れ込むことで起こる、ダンピング症候群に関係します。
Aさんは大腸の病変に対する手術後と考えられるため、食後低血糖を中心に説明する場面ではありません。
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