看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問239 (看護の統合と実践 問15)
問題文
<問238〜問240は同一の症例設定に基づいています。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
問238はこちら
次の文を読み、問いに答えよ。
大型の台風が直撃するという予報を受けて、午前9時、病院では災害対策本部が立ち上がった。
また、病院の所在する市から避難所への看護師派遣の要請を受け、対応することになった。
この台風による大雨の影響で、大規模な土砂災害が発生した。病院から派遣されて避難所内を巡回していた看護師は、元気がないCさん(66歳、女性)のことが気になり、毎日声をかけていた。発災3日目、Cさんは避難所内を巡回していた看護師を呼び止めて話をした。Cさんは、土砂災害があったときに娘と自宅にいたが、Cさんが先に屋外に避難したことを悔やんでいた。「娘の行方がまだ分からない。静かになると、あのときのことを思い出して涙が止まらなくなる」と悲しんでいる。
このときの看護師のCさんへの対応で適切なのはどれか。
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問題
看護師試験 第115回(2026年2月) 問239(看護の統合と実践 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
<問238〜問240は同一の症例設定に基づいています。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
問238はこちら
次の文を読み、問いに答えよ。
大型の台風が直撃するという予報を受けて、午前9時、病院では災害対策本部が立ち上がった。
また、病院の所在する市から避難所への看護師派遣の要請を受け、対応することになった。
この台風による大雨の影響で、大規模な土砂災害が発生した。病院から派遣されて避難所内を巡回していた看護師は、元気がないCさん(66歳、女性)のことが気になり、毎日声をかけていた。発災3日目、Cさんは避難所内を巡回していた看護師を呼び止めて話をした。Cさんは、土砂災害があったときに娘と自宅にいたが、Cさんが先に屋外に避難したことを悔やんでいた。「娘の行方がまだ分からない。静かになると、あのときのことを思い出して涙が止まらなくなる」と悲しんでいる。
このときの看護師のCさんへの対応で適切なのはどれか。
- 睡眠と食事の状況を聞く。
- 娘のことを早く忘れるよう促す。
- 待っていれば娘は見つかると励ます。
- 気分転換をするために近所の友人と新しいことを始めるよう提案する。
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この過去問の解説 (1件)
01
正しい選択肢は、睡眠と食事の状況を聞くです。
Cさんは、土砂災害で娘の行方が分からず、強い悲しみや自責の気持ちを抱えています。発災3日目は、心も体も大きな負担を受けている時期です。この場面では、気持ちを無理に切り替えさせるのではなく、Cさんの話を受け止めながら、まず睡眠や食事などの基本的な生活状況を確認することが大切です。
これは正しいです。
災害後は、不安や悲しみが強くなり、眠れない、食べられない、疲れが取れないなどの状態になりやすいです。Cさんは「あのときのことを思い出して涙が止まらなくなる」と話しており、心のつらさが強い状態です。
看護師は、Cさんの気持ちを否定せずに受け止めたうえで、眠れているか、食べられているかを確認します。睡眠や食事の状態を知ることで、体調悪化を防ぎ、必要な支援につなげることができます。
これは誤りです。
Cさんにとって、娘のことはとても大切な問題です。行方が分からない状態で「早く忘れるように」と言われると、悲しみやつらさを分かってもらえないと感じる可能性があります。
災害直後の強い悲しみは自然な反応です。看護師は忘れさせようとするのではなく、Cさんが話したいことを安心して話せるように関わることが大切です。
これは誤りです。
励ましたい気持ちからの言葉ですが、娘が見つかるかどうかは分かりません。根拠のない励ましは、Cさんの不安や悲しみを軽く扱っているように受け取られることがあります。
この場面では、安易に「大丈夫」と言うよりも、Cさんのつらさを受け止め、今の体調や必要な支援を確認することが大切です。
これは誤りです。
気分転換や人との交流は、回復の過程で役立つことがあります。しかし、発災3日目で、娘の行方がまだ分からない状況です。Cさんは深い悲しみと自責の気持ちの中にいます。
この時期に新しいことを始めるようすすめるのは早すぎます。まずは、Cさんの安全、休息、食事、睡眠を確認し、安心して過ごせるよう支えることが優先です。
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