看護師 過去問
第113回(2024年2月)
問77 (午前 問77)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師試験 第113回(2024年2月) 問77(午前 問77) (訂正依頼・報告はこちら)

小脳の機能はどれか。
  • 睡眠と覚醒
  • 姿勢反射の中枢
  • 振動感覚の中継
  • 随意運動の制御
  • 下行性の疼痛抑制

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正しい選択肢は、随意運動の制御です。

小脳は、体を思いどおりに動かすときに、動きの強さや速さ、方向などを細かく調整する働きをしています。小脳そのものが運動の命令を出すというより、運動をなめらかにする調整役と考えると分かりやすいです。

選択肢1. 睡眠と覚醒

適切ではありません。

睡眠と覚醒には、脳幹の網様体や視床下部などが深く関わります。

小脳は、眠ることや目覚めることを中心に調節する場所ではありません。

選択肢2. 姿勢反射の中枢

適切ではありません。

姿勢を保つ働きには、小脳も関係しています。小脳は、体のバランスや筋肉の緊張を調整し、姿勢を安定させる助けをします。

しかし、姿勢反射そのものの中枢として考える場合は、主に脳幹などが関わります。

この問題で小脳の機能として最もふさわしいのは、随意運動の制御です。

選択肢3. 振動感覚の中継

適切ではありません。

振動感覚とは、音叉などで感じる細かいふるえの感覚です。

この感覚は、脊髄を通って脳へ伝わり、視床などを経由して大脳皮質に届きます。

小脳は、振動感覚を中継する場所ではありません。

選択肢4. 随意運動の制御

適切です。

随意運動とは、自分の意思で行う運動のことです。たとえば、歩く、手を伸ばす、文字を書く、ボールを投げるなどが含まれます。

小脳は、このような運動を行うときに、動きがぎこちなくならないように調整する働きをしています。

小脳がうまく働かないと、手足の動きが不正確になったり、ふらついたり、細かい動作が難しくなったりします。

選択肢5. 下行性の疼痛抑制

適切ではありません。

下行性の疼痛抑制とは、脳から脊髄へ向かって信号を送り、痛みの伝わり方を弱めるしくみです。

この働きには、中脳の中心灰白質や延髄などが関わります。

小脳の主な働きではありません。

参考になった数0

02

小脳の機能として適切なのは、随意運動の制御」です。

小脳は3つに区分され、それぞれの区分で主な機能が異なります。

 

<小脳の3つの区分>

・大脳小脳

・脊髄小脳

・前庭小脳

選択肢1. 睡眠と覚醒

不正解です。

睡眠と覚醒の機能を持つのは脳幹です。

脳幹では

・意識レベルの調節、睡眠と覚醒

・生命維持(呼吸・循環の調節)

・運動や姿勢の調節

を担っています。

選択肢2. 姿勢反射の中枢

不正解です。

小脳も体幹の運動調節機能を持っていますが、

姿勢反射の中枢は脊髄と脳幹の一部とされています。

 

選択肢3. 振動感覚の中継

不正解です。

振動感覚は深部感覚の一種であり、その中継を担うのは脊髄視床です。

視床は姿勢や運動の制御も行います。

選択肢4. 随意運動の制御

正解です。

小脳は随意運動の制御を担っています。

ほかにも小脳の役割として、

・体の平衡保持

・眼球運動・歩行・筋緊張の調節

・姿勢の維持

・運動の協調

があります。

選択肢5. 下行性の疼痛抑制

不正解です。

下行性の疼痛抑制は、脳幹や脊髄が司ります。

まとめ

小脳に障害が起こると、構音障害、眼振、四肢・体幹の運動失調、平衡障害、協調性運動障害などが生じます。

参考になった数0

03

正解は「随意運動の制御」です。
小脳は、随意運動の制御を担当し、運動のタイミングや精度を調整します。

小脳はまた、筋肉の協調、姿勢の維持、バランスの調整にも重要な役割を持っています。

これにより、日常の動作がスムーズかつ調和を保って行われるようサポートします。

 

選択肢1. 睡眠と覚醒

睡眠と覚醒は、主に脳幹にある視床下部上行性網様体賦活系が関与しており、小脳の機能ではありません。

 

選択肢2. 姿勢反射の中枢

姿勢反射は、小脳も姿勢の維持に関与していますが、姿勢反射の中枢自体は主に脊髄脳幹の一部によって制御されています。

 

選択肢3. 振動感覚の中継

振動感覚の中継は主に脊髄視床によって行われ、小脳がその役割を担っているわけではありません。

 

選択肢4. 随意運動の制御

小脳は、運動の滑らかさと精度を保つために随意運動を制御しています。

これにより、手や足の運動を円滑に行うことが可能になります。

 

選択肢5. 下行性の疼痛抑制

下行性の疼痛抑制は、主に脳幹脊髄の特定の神経回路により行われるもので、小脳の機能ではありません。

 

まとめ

小脳は、随意運動の制御を担当し、運動の調整やタイミングを管理します。

他の選択肢にある睡眠と覚醒、姿勢反射の中枢、振動感覚の中継、疼痛抑制などの機能は、小脳ではなく他の脳の部分や脊髄が担当しています。

参考になった数0