看護師 過去問
第113回(2024年2月)
問87 (午前 問87)
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問題
看護師試験 第113回(2024年2月) 問87(午前 問87) (訂正依頼・報告はこちら)
- 腹帯の装着
- 抗菌薬の使用
- ハフィング法
- 弾性ストッキングの装着
- インセンティブ・スパイロメトリーの使用
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この過去問の解説 (3件)
01
正しい選択肢は、ハフィング法とインセンティブ・スパイロメトリーの使用です。
全身麻酔や開腹手術の後は、痛みや麻酔の影響で呼吸が浅くなりやすくなります。呼吸が浅い状態が続くと、肺の一部がしぼんでしまい、無気肺が起こりやすくなります。
そのため、術後は痰を出しやすくする方法や、深く息を吸って肺を広げる方法が大切です。
適切ではありません。
腹帯は、手術後のお腹を支えたり、創部の安定を助けたりするために使われます。
しかし、腹帯そのものが肺を広げたり、痰を出しやすくしたりするわけではありません。
むしろ、強く締めすぎると呼吸が浅くなることもあるため、無気肺の予防法として最も適切とはいえません。
適切ではありません。
抗菌薬は、細菌による感染を予防したり治療したりするために使われます。
無気肺は、肺の一部がしぼむことで起こります。主な原因は、術後の浅い呼吸、痰のたまり、痛みによる咳のしにくさなどです。
そのため、抗菌薬は感染対策には関係しますが、無気肺を直接予防する方法ではありません。
適切です。
ハフィング法は、強く咳き込むのではなく、「ハッ、ハッ」と息を吐くようにして痰を出しやすくする方法です。
胃全摘出術の後は、お腹の傷が痛むため、強い咳をするのが難しくなります。無理に咳をすると痛みが強くなり、かえって呼吸や排痰がしにくくなることもあります。
ハフィング法は、咳よりも体への負担を少なくしながら、気道にたまった痰を出しやすくする方法です。痰がたまると肺がふくらみにくくなるため、無気肺の予防に役立ちます。
適切ではありません。
弾性ストッキングは、足の血液の流れを助け、深部静脈血栓症や肺塞栓症を予防するために使われます。
血栓の予防には大切ですが、肺を広げたり、痰を出したりする働きはありません。
そのため、無気肺の予防法としては適切ではありません。
適切です。
インセンティブ・スパイロメトリーは、器具を使って深く息を吸う練習をする方法です。
手術後は痛みや麻酔の影響で呼吸が浅くなり、肺の奥まで空気が入りにくくなります。インセンティブ・スパイロメトリーを使うと、深い吸気を促し、肺を広げることができます。
肺がしっかり広がることで、無気肺の予防につながります。
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02
全身麻酔下で胃全摘出術を受ける患者に対する無気肺(atelectasis)の予防法は、
「ハフィング法」、「インセンティブ・スパイロメトリーの使用」です。
無気肺とは、肺が完全に膨張しない状態であり、痰や術後の疼痛などが原因です。
不正解です。
腹帯は、開腹手術後の患者に装着します。
創部に当てているガーゼの固定や不快感の軽減を目的とするため、無気肺の予防とは無関係です。
不正解です。
抗菌薬は、術後の感染を防ぐために手術前から投与されます。
これは、術中に組織が長時間露出していることで上昇する感染リスクをできるだけ下げる目的です。
正解です。
ハフィング法は、排痰法のひとつであり分泌物や痰を患者自身が排出することによって無気肺を予防します。
不正解です。
術後に弾性ストッキングを装着するのは、血栓予防が目的です。
ほかにも、血栓予防のためには間欠的空気圧迫法を行うこともあります。
間欠的空気圧迫法は、長時間に渡る手術の場合は術中も行われています。
正解です。
インセンティブ・スパイロメトリーは、患者の呼吸を助ける装置です。
これを使用することによって排痰を促したり、呼吸機能を介助したりして術後無気肺を予防します。
無気肺は術後に起こりやすい合併症です。
疼痛や痰の増加によって生じるため、鎮痛剤を投与して疼痛を緩和したり、インセンティブ・スパイロメトリーの使用やハフィング法での呼吸リハビリテーションを行う必要があります。
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03
正解は「ハフィング法」
「インセンティブ・スパイロメトリーの使用」です。
腹帯の装着は、術後の腹部の圧迫を軽減し、痛みを和らげるために使用されますが、無気肺の予防には直接的には関与しません。
したがって、無気肺の予防には適切ではありません。
抗菌薬は感染症予防のために使用されますが、無気肺の予防には直接関与しません。
無気肺は肺の虚脱によって起こるため、感染予防では対応できません。
ハフィング法は、呼吸リハビリテーションの一環として、術後に患者が肺内の分泌物を除去しやすくするための呼吸法です。
これにより、肺に空気をしっかりと入れることができ、無気肺の予防に有効です。
弾性ストッキングは、血栓の予防に役立つものですが、無気肺の予防には関係ありません。
無気肺は肺の問題であり、血流とは異なるメカニズムです。
インセンティブ・スパイロメトリーは、深呼吸を促し、肺をしっかりと膨らませるための器具です。
これにより、術後の呼吸機能を改善し、無気肺の予防に非常に有効です。
無気肺を予防するためには、ハフィング法やインセンティブ・スパイロメトリーが推奨されます。
これらは術後に肺をしっかりと膨らませ、分泌物の排出を促進することで、肺が虚脱することを防ぎます。
他の選択肢(腹帯の装着、抗菌薬の使用、弾性ストッキングの装着)は無気肺予防には適切ではありません。
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