看護師 過去問
第114回
問11 (午前 問11)

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問題

看護師試験 第114回 問11(午前 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

眼球運動を行う神経はどれか。
  • 視神経
  • 外転神経
  • 顔面神経
  • 三叉神経

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「外転神経」です。

 

眼球運動を行う脳神経は、3つあります。

・動眼神経(Ⅲ)→眼を上下・内側に向ける複数の筋肉を支配

・滑車神経(Ⅳ)→眼を内側に動かす筋肉を支配

外転神経(Ⅵ)→眼を外側に動かす筋肉を支配

選択肢1. 視神経

誤った解答です。

視神経は、視覚をつかさどる神経であり、

眼球運動には関与していません。

選択肢2. 外転神経

正しい解答です。

外転神経は、外直筋を支配し、

眼を外側(耳側)に動かします。

選択肢3. 顔面神経

誤った解答です。

顔面神経は、表情筋を支配し、

涙腺や唾液腺の分泌を促します。

眼球運動には関与していません。

選択肢4. 三叉神経

誤った解答です。

三叉神経は、顔面の感覚や咀嚼筋を支配します。

第1枝である眼神経は、眼球の感覚をつかさどりますが、

眼球運動には関与しません。

 

まとめ

眼球運動を行う神経は、「外転神経」です。

眼球を動かす神経は複数あり、

協同して働いています。

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02

12の脳神経のうち、眼球運動に関係する神経は、以下の3つであり、協調して眼球運動を行っています。

外転神経…外転神経は、外直筋に分布しています。眼球を外側に動かす、すなわち眼球運動の外転をつかさどる神経です。

動眼神経…動眼神経は、内直筋・上直筋・下直筋・下斜筋に分布しています。これらの外眼筋を支配することで、眼球を上下左右に動かすことができます。また、上眼瞼挙上筋や瞳孔括約筋、毛様体筋にも指令を送りることで、眼瞼挙上や縮瞳、対光反射、ピントの調節、輻輳反射といった働きも担っています。

滑車神経…滑車神経は、外転筋のひとつであり、上斜筋を支配しています。これによって、眼球を内側に回転させることができ、内側や下向きに動かす働きがあります。

選択肢1. 視神経

視神経は、視覚情報を眼球から脳に伝える役割がありますが、眼球運動には関わっていません。よって、不適切です。

選択肢2. 外転神経

冒頭でも述べたように、外転神経は、眼球の外転運動をつかさどる神経です。よって、適切です。

選択肢3. 顔面神経

顔面神経は、表情筋の運動をつかさどる神経になります。よって、不適切です。

選択肢4. 三叉神経

三叉神経は、顔面の間隔や咀嚼などをつかさどる神経になります。よって、不適切です。

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