看護師 過去問
第114回(2025年2月)
問15 (午前 問15)

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問題

看護師試験 第114回(2025年2月) 問15(午前 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

下垂手の原因はどれか。
  • 尺骨神経麻痺
  • 正中神経麻痺
  • 橈骨神経麻痺
  • 腓骨神経麻痺

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この過去問の解説 (3件)

01

下垂手とは、手首が掌屈したまま垂れ下がったような状態になることを言います。選択肢にあるそれぞれの神経障害について、順に見ていきましょう。

選択肢1. 尺骨神経麻痺

尺骨神経麻痺では、環指の外側と小指に痺れや痛みが生じます。また指の付け根(MP関節)は過伸展し、指先の関節(PIP関節とDIP関節)が屈曲することで、「鷲手」と呼ばれる変形が起こります。

選択肢2. 正中神経麻痺

正中神経麻痺では、母指〜環指にかけての痺れや知覚障害が生じます。また母指の付け根(母指球)の筋肉が萎縮し、手のひらが平面状になるため、「猿手」と呼ばれる状態になります。

選択肢3. 橈骨神経麻痺

正解

橈骨神経麻痺では、母指〜中指の背側で痺れや感覚障害が生じます。また手首が垂れ下がるような「下垂手」と呼ばれる状態になります。

選択肢4. 腓骨神経麻痺

腓骨神経麻痺では、下腿の外側から足背にかけて痺れや感覚障害が生じます。また足首が起こせなくなる「下垂足」と呼ばれる状態になります。

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02

正解は、「橈骨神経麻痺」です。

 

下垂手は、

手関節の背屈や手指の伸展ができず、

手が垂れ下がった状態で、

橈骨神経の麻痺で起こります。

選択肢1. 尺骨神経麻痺

誤った解答です。

尺骨神経麻痺では、

第4・5指の過伸展、指先の屈曲が起こり、

鷲のように変形する「鷲手」が特徴的です。

選択肢2. 正中神経麻痺

誤った解答です。

正中神経麻痺では、母指球筋が萎縮し、

物がつかめなくなる「猿手」が特徴的です。

選択肢3. 橈骨神経麻痺

正しい解答です。

橈骨神経麻痺では、下垂手が特徴的です。

長時間の神経圧迫や、

上腕骨骨折などの外傷が、

原因としてあげられます。

選択肢4. 腓骨神経麻痺

誤った解答です。

腓骨神経麻痺では、

足関節や足趾の背屈ができなくなる、

「下垂足」が特徴的です。

まとめ

下垂手の原因は、「橈骨神経麻痺」です。

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03

下垂手とは、手が垂れ下がった状態で、手首も指も自分では持ち上げることができず、手首を反らしたり、手指を伸ばしたりすることができなくなる状態のことを指します。

下垂手の主な原因は、橈骨神経麻痺です。橈骨神経は、肩の背面~上腕~前腕を通って、親指・人差し指・中指の間隔を支配しています。下垂手は、この橈骨神経が何らかの原因によって圧迫され、一時的な麻痺が起こった状態になります。原因としては、就寝時の腕枕などによる長時間の橈骨神経の圧迫や上腕の骨折時の橈骨神経の損傷などが挙げられます。

選択肢1. 尺骨神経麻痺

尺骨神経麻痺では、小指と薬指の痺れ、小指と薬指を伸ばすことができない、手背の筋肉の萎縮が見られます。このような手の変形した状態を鷲手といいます。よって、不適切です。

 

選択肢2. 正中神経麻痺

正中神経麻痺では、親指の付け根の麻痺と、親指から薬指の半分の感覚障害、親指と人差し指で丸をつくることができなくなる、親指と手の平が平面上になるなどの症状があり、この手の変形を猿手と呼びます。よって、不適切です。

選択肢3. 橈骨神経麻痺

冒頭にも述べた通り、下垂手の原因は橈骨神経麻痺のであるため、適切です。

選択肢4. 腓骨神経麻痺

腓骨神経とは、膝の外側から足背へ走る神経であり、それが圧迫・損傷されることにより、腓骨神経麻痺が起こります。

腓骨神経麻痺の具体的な症状は、足首や足指が上がらないという下垂足、足背~親指にかけての痺れや感覚鈍麻、つまずきやすく、転びやすい、鶏歩という足がパタパタと着地するような歩き方などがあります。よって、不適切です。

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