看護師 過去問
第114回(2025年2月)
問32 (午前 問32)

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問題

看護師試験 第114回(2025年2月) 問32(午前 問32) (訂正依頼・報告はこちら)

令和2年(2020年)の患者調査における入院医療で正しいのはどれか。
  • 都道府県別の受療率の差はない。
  • 推計患者数が最も多いのは循環器系疾患である。
  • 年齢階級別の受療率が最も高いのは80歳代である。
  • 平均在院日数が最も長いのは精神及び行動の障害である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、「平均在院日数が最も長いのは精神及び行動の障害である。」です。

 

患者調査は、3年に1度厚生労働省が行っています。

病院・診療所を利用する患者の実態を把握し、

医療体制を整備するための資料とすることが目的です。

令和2年(2020年)の数値は、平常時と比べて、

COVID-19の流行による影響がみられています。

 

選択肢1. 都道府県別の受療率の差はない。

誤った解答です。

都道府県別の受療率では、

高知県が1位で1,897、神奈川県が最下位で654と、

明確な差があります。

地方と都市部では、医療格差があることを示唆しています。

選択肢2. 推計患者数が最も多いのは循環器系疾患である。

誤った解答です。

推計患者集が最も多いのは、

精神及び行動の障害です。

循環器系疾患は2位となっています。

選択肢3. 年齢階級別の受療率が最も高いのは80歳代である。

誤った解答です。

年齢階級別の受療率が最も高いのは90歳代です。

80歳代は2番目に高くなっています。

選択肢4. 平均在院日数が最も長いのは精神及び行動の障害である。

正しい解答です。

精神及び行動の障害の平均在院日数は294.2日で、

2位の神経系の疾患83.5日の約3倍となっています。

 

まとめ

令和2年(2020年)の患者調査における入院医療で正しいのは、

平均在院日数が最も長いのは精神及び行動の障害である。」です。
精神疾患の長期入院が非常に多く、

退院支援や地域移行支援が重要な課題となっています。

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02

患者調査とは厚生労働省が3年に1回実施する統計調査です。

全国の病院、診療所を利用する患者が対象で、患者の実態を把握し、今後の医療行政の計画や方針策定に役立てるためのデータを収集しています。

患者調査には「入院医療」と「外来医療」のデータがありますので、間違えないように解答しましょう。

選択肢1. 都道府県別の受療率の差はない。

「高知県」が1897と最も高く、一番低い「神奈川県」は654で、都道府県別の受療率には差があります

選択肢2. 推計患者数が最も多いのは循環器系疾患である。

推計入院患者数が最も多いのは「精神および行動の障害」で、236.6千人となっています。

選択肢3. 年齢階級別の受療率が最も高いのは80歳代である。

年齢階級別にみた受療率が最も高いのは90歳以上で、6682です。

受療率とは人口10万人当たりの入院患者数を示すものを言います。

選択肢4. 平均在院日数が最も長いのは精神及び行動の障害である。

平均在院日数は「精神及び行動の障害」が最も長く、294.2日でした。

まとめ

2020年は新型コロナウイルス感染症が医療に大きな影響を与えた年でした。

患者が感染することを恐れ、健診や受診を控えたことにより、入院患者数が大幅に減少しました。

また感染拡大防止のため、高齢者の社会的入院も減少したことも、入院患者数が減少した要因の一つと言われています。

 

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03

患者調査とは厚生労働省が3年に1回実施する統計調査です。病院、診療所を利用する患者を把握し、医療体制を整備する目的で調査が行われます。2020年(令和2年)調査は新型コロナウイルス流行下で行われたため、受診控えの影響が結果に反映されています。

選択肢1. 都道府県別の受療率の差はない。

誤りの解答です。

入院受療率(人口10万人当たりの入院患者数)には地域差があります。最も多かったのは高知県(1897人)、一方、最も低かったのは神奈川県(654人)で、東京都や愛知県も低い水準です。西日本や地方部では受療率が高く、大都市圏は低い傾向があります。

選択肢2. 推計患者数が最も多いのは循環器系疾患である。

誤りの解答です。

入院患者の推計患者数が最も多いのは筋骨格系及び結合組織の疾患です。高齢化の進行に伴い、慢性的な運動器疾患を抱えている人が増えています。これらの疾患は生命に直結しにくい一方で長期間の入院や通院治療が必要になるため、患者数が増加しやすい特徴があります。

選択肢3. 年齢階級別の受療率が最も高いのは80歳代である。

誤りの解答です。

年齢階級別受療率は90歳代で最も高くなっています。加齢に伴って慢性疾患や複数の病気を抱える人が増えるためです。

選択肢4. 平均在院日数が最も長いのは精神及び行動の障害である。

正しい解答です。

精神及び行動の障害では長期入院の患者が多く、平均在院日数は294.2日です。統合失調症や重度のうつ病、認知症に伴う精神疾患は症状の改善に時間がかかることが多いためです。精神科医療では薬物療法、精神療法やリハビリテーション、社会復帰支援など継続的に行う必要があります。そのため、身体疾患に比べて入院期間が長くなる傾向があります。

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