看護師 過去問
第114回
問33 (午前 問33)

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問題

看護師試験 第114回 問33(午前 問33) (訂正依頼・報告はこちら)

令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査で正しいのはどれか。
  • 20歳以上女性の喫煙率は7.6%
  • 20歳代女性のやせの割合は10.5%
  • 20歳以上女性の食塩摂取量の平均値は6.5g/日
  • 20歳以上女性の野菜摂取量の平均値は400g/日

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「20歳以上女性の喫煙率は7.6%」です。

 

国民健康・栄養調査は、

厚生労働省が毎年実施しています。

国民の健康状態や栄養状態を把握し、

健康増進を図るための施策などの資料とします。

 

選択肢1. 20歳以上女性の喫煙率は7.6%

正しい解答です。

女性の喫煙率は、徐々に減少しています。

 

選択肢2. 20歳代女性のやせの割合は10.5%

誤った解答です。

20歳代女性のやせの割合は、21.7%です。

若年女性でやせが多いことは、

近年、社会的健康課題となっています。

選択肢3. 20歳以上女性の食塩摂取量の平均値は6.5g/日

誤った解答です。

20歳以上女性の食塩摂取量の平均値は、9.3g/日です。

厚生労働省が目標として推奨している、

7.0g/日未満を上回っています。

選択肢4. 20歳以上女性の野菜摂取量の平均値は400g/日

誤った解答です。

20歳以上女性の野菜摂取量の平均値は276g/日です。

厚生労働省の推奨している、

350g/日にとどいていません。

まとめ

令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査で正しいのは、

20歳以上女性の喫煙率は7.6%」です。

国民健康・栄養調査は、毎年実施されているため、

最新の動向をおさえておく必要があります。

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02

国民健康・栄養調査は国民の健康状態や生活習慣を把握、分析し、健康増進策の基礎資料とすることを目的に、厚生労働省が実施している統計調査です。

調査は毎年行われますが、4年に1回大規模調査が実施されます。

2019年(令和元年)は、毎年の基本項目に加え、社会環境の整備を重点項目とした調査、統計が行われています。

選択肢1. 20歳以上女性の喫煙率は7.6%

習慣的に喫煙している人の割合は16.7%でした。

男女別の割合は男性27.1%、女性7.6%で、この10年でいずれも有意に減少しています。

選択肢2. 20歳代女性のやせの割合は10.5%

やせ(BMI<18.5kg/㎡)の割合は、男性3.9%、女性11.5%で、この10年で男女とも有意な増減は見られていません。

選択肢3. 20歳以上女性の食塩摂取量の平均値は6.5g/日

食塩摂取量の平均値は10.1gで、男性10.9g、女性9.3gです。

選択肢4. 20歳以上女性の野菜摂取量の平均値は400g/日

野菜摂取量の平均値は280.5gで、男性288.3g、女性273.6gです。

まとめ

看護師国家試験では、国民衛生の動向に関する問題が、毎年必ず出題されています。

特に必修問題として人口や世帯数などを問う問題が多いですが、統計調査に関しては最新のデータより、1年以上前に結果が公表されたものが出題されることが多いようです。

統計データは毎年更新されるため、古い参考書で学習せず、近年の動向や数値をしっかり押さえておきましょう。

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