看護師 過去問
第114回
問46 (午前 問46)

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問題

看護師試験 第114回 問46(午前 問46) (訂正依頼・報告はこちら)

介護保険制度のケアマネジメントで適切なのはどれか。
  • 地域の課題を抽出する。
  • 地域ケア会議を開催する。
  • 要介護状態区分を判定する。
  • 対象者のモニタリングを行う。

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この過去問の解説 (2件)

01

ケアマネジメントとは、要支援・要介護者の課題やニーズに基づき、サービスの調整・連携していくことを言います。

選択肢1. 地域の課題を抽出する。

×

これは地域ケア会議地域包括支援センターの役割になります。

選択肢2. 地域ケア会議を開催する。

×

開催は市町村地域包括支援センターが行います。

選択肢3. 要介護状態区分を判定する。

×

判定は市町村が行います。

選択肢4. 対象者のモニタリングを行う。

⚪︎

ケアプラン作成後、サービスの実施状況や利用者の状態を定期的にモニタリング・再評価することはケアマネジメントの重要な業務です。

まとめ

ケアマネジメントで大切なことは、要支援・要介護者の方やその家族との信頼関係を構築することです。課題ニーズを把握し、希望の生活を実現するためのケアプランを立てることが必要です。

 

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02

介護保険制度では、居宅介護支援事業所、介護保険施設等に配置されている介護支援専門員(ケアマネジャー)がケアマネジメントを担っています。

ケアマネジメントとは「介護や支援を必要とする人が、見守りや支援を受けながら、可能な限りその人らしい生活を営むために問題解決を図るプロセスやシステム」のことを言います。

 

選択肢1. 地域の課題を抽出する。

地域の課題を抽出するのは地域ケア会議で行います。

選択肢2. 地域ケア会議を開催する。

地域ケア会議は、地域包括支援センターが開催し、地域住民の安心、安全とQOL向上に努める会議であり、ケアマネジメントのプロセスとは異なります。

選択肢3. 要介護状態区分を判定する。

要介護状態や介護の区分を判定するのは市町村に設置される介護認定審査会です。

審査会で要介護認定を受け、実際に介護サービスを利用する段階になった時に、はじめて、ケアマネジメントを介護支援相談員に依頼します。

選択肢4. 対象者のモニタリングを行う。

ケアマネジメントのプロセスは以下の6つです。

 インテーク→アセスメント→ケアプラン→ケアプランの実施、管理→モニタリング、再アセスメント→終結

まとめ

ケアマネジメントで重要なことは、「本人の尊厳の尊重」「住み慣れた地域でできるだけ長く生活できるように、生活基盤を整える」こと「本人の自立を促す支援を行うこと」です。

作成したケアプランが、利用者様のニーズや現在の心身の状態に適しているか、モニタリングと、プランの見直しを定期的に行う必要があることを知っておきましょう。

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