看護師 過去問
第114回(2025年2月)
問62 (午前 問62)
問題文
保護者への生活のアドバイスで適切なのはどれか。
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問題
看護師試験 第114回(2025年2月) 問62(午前 問62) (訂正依頼・報告はこちら)
保護者への生活のアドバイスで適切なのはどれか。
- 「1日に飲む水分の量を減らしましょう」
- 「寝る直前に水分をしっかり飲ませましょう」
- 「おねしょをしても叱らないようにしましょう」
- 「夜中、決めた時間に起こして排尿を促しましょう」
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この過去問の解説 (3件)
01
一次性夜尿症とは、生後間もなくから現在まで夜尿(夜間睡眠中の尿失禁)がずっと続いている状態です。
・1か月に1回以上、かつ3か月以上続く
・夜尿がなかった期間が6か月以上開いていない
・5歳以上になっても夜尿が続く
夜尿症の80%を占める最も一般的な夜尿症のタイプです。
日中の尿漏れがない場合は大きな病気の可能性は少なく、規則正しい生活習慣や、就寝前のトイレの習慣づけ、水分摂取の管理などで対策を行います。
✕「水分は1日に必要な水分を摂取するようにしましょう。」
7歳女児では1日1000~1400㎖の水分が必要です。
小児は体重当たりの水分量が性腎よりも多く、体表面当たりの水分喪失量(不感蒸泄)も多いので、水分を制限することは脱水につながる可能性があります。
✕「水分は日中にしっかり摂取し、夜ご飯の後から寝る前までの水分はコップ1杯くらいに減らしてください。」
水分をたくさん摂取すると当然尿量も増えますので、寝る前は控えめに水分摂取をすることが大切です。
果物や汁物にも水分が多く含まれるため、夕食のメニューにも気を付ける必要があるでしょう。
夜間寝ている間にも呼吸や寝汗などで体液は喪失されるので、夜尿を気にするあまり、水分を全く飲まないと脱水になる可能性があります。
○「おねしょをしても叱らない、責めないようにしましょう。お子さんの不安な気持ちに寄り添ってあげてください。」
夜尿を一番気にしているのは子供自身です。
膀胱が過敏で蓄尿できない、遺伝、便秘、夜間多尿、睡眠からの覚醒する力が弱いなど様々な原因があります。
本人の力ではどうにもならないことがほとんどなので、問い詰めても、精神的なストレスと夜尿に対する不安が増加してしまいます。
✕「夜中は自分で尿意を感じて目を覚ますまで起こさないようにしましょう。」
抗利尿ホルモン(腎臓での水分の再吸収を促して尿量を減らす)は、深く寝ている間に分泌されます。
また、無理やり起こして排泄させるのではなく、「自然に目が覚めて排尿できた」「寝ているときに排尿しそうになったが、反射で止めてトイレに行けた」などの成功体験を積み重ねることが大切です。
夜尿症の定義、小児及び保護者への生活指導、睡眠と抗利尿ホルモンのメカニズムなどについて学習しておきましょう。
生活指導では問題にあった内容のほかにも、
・塩分をとりすぎない
・早寝早起きを心がける
・排尿習慣をつける
・夕食後から寝るまでは2~3時間空けることが望ましい
などがあります。根拠も合わせて知っておくようにしましょう。
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02
夜尿症は5歳を過ぎても1か月に1回以上の頻度でおねしょをする状態が3か月以上続く場合に診断されます。通常は睡眠中であっても尿意を感じると目が覚めますが、小児は眠りが深いため尿意を感じても覚醒することができず結果夜尿症を引き起こします。
×
就寝前の水分は控えめにしますが、1日の水分の量自体は減らす必要はありません。むしろ小児は脱水になりやすいため適度な水分摂取は必要です。
×
就寝前の水分は控えめにします。
⚪︎
おねしょ治療の三原則は、「あせらず」「怒らず」「起こさず」です。あせったり、怒ったりしても何の解決にもなりません。
×
夜尿症を改善するために「起こさない」ことが原則とされています。夜中に起こして排尿させると、睡眠の質が低下し、抗利尿ホルモンの分泌に悪影響を与える可能性があるためです。夕方以降水分摂取を控え、寝る前にトイレに行く、体を冷やさないようにするなどの生活習慣の見直しをしていきます。
夜尿症は自然治癒することが多く、1年で10~15%ずつ治癒するといわれています。ただし治療をすれば、自然治癒と比べて治癒率を2~3倍に高められることが知られているため、早期に治療を開始することで本人の自己肯定感の低下も防げます。
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03
夜尿症とは、夜間睡眠中に、無意識に排尿することをいいます。
夜尿症には、一次性と二次性があります。
・一次性夜尿症→小学校入学前の10%程度の人に見られ、昼間の排尿には問題がなく、
脳・膀胱の成熟とともに改善する状態です。生まれてから一度も完全に夜尿が止まったことがない状態です。
・二次性夜尿症→以前は夜尿症がなかった子どもが、ある時期から再び尿漏れする状態をいいます。
昼間の排尿にも異常が出ることがあります。心理的要因や病気、泌尿器の異常が原因になります。
1日に飲む水分量は、制限する必要はありません。
昼間に十分な量の水分を取り、
規則正しくトイレに行く習慣を身に着けることが大切です。
よって、こちらは該当しません。
日中の水分量はしっかり摂る必要がありますが、
夜間の尿漏れを防ぐためには、
寝る前2~3時間以降は、水分を摂りすぎないようにします。
よって、こちらは該当しません。
ストレスなどの心理的要因は、
夜尿を引き起こす原因になります。
叱って良くなるものでありません。
よって、こちらが正解です。
夜は寝る前に排尿させます。
夜中に起こして排尿させる必要はありません。
夜中に起こすと、睡眠覚醒のリズムが崩れる原因になり、
夜尿症の悪化につながる可能性があります。
よって、こちらは該当しません。
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