看護師 過去問
第114回
問69 (午前 問69)

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問題

看護師試験 第114回 問69(午前 問69) (訂正依頼・報告はこちら)

出生直後の新生児の計測方法で正しいのはどれか。
  • 身長は側臥位で計測する。
  • 体重はオムツをつけて計測する。
  • 頭囲は後頭結節とオトガイの周囲を計測する。
  • 胸囲は肩甲骨直下と左右の乳頭を通る周囲を計測する。

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この過去問の解説 (3件)

01

出生時に新生児の計測を行うことで、児の母胎内での発育状態や、その後の発育を評価するための指標になります。

また、異常の早期発見にもつながります。

新生児はじっとしていることができないため、計測は基本的に2名で、安全に配慮しながら行います。

少しのズレが計測値に大きく影響しますので、正しい測定方法を知っておくことが大切です。

選択肢1. 身長は側臥位で計測する。

身長は仰臥位で測定します。

・身長計に新生児を仰臥位で寝かせて、身長計の固定板の方に頭部をつけて固定します。

・新生児の膝を伸ばして、足底に移動板をあてて計測します。

選択肢2. 体重はオムツをつけて計測する。

体重は全裸で測定します。

授乳をする前に、衣服やオムツなどをすべて脱がせて測定します。

体重計の台に新生児をのせて、計測者は児に触れないようにし、体重計の数値が静止したら読み取ります。

選択肢3. 頭囲は後頭結節とオトガイの周囲を計測する。

頭囲は眉間と後頭結節を通るメジャーを当てて計測します。

 

選択肢4. 胸囲は肩甲骨直下と左右の乳頭を通る周囲を計測する。

両乳頭上と肩甲骨直下を通るようにメジャーを当てて計測します。

まとめ

新生児の身体計測は国家試験で出題されることが多い問題のようです。

基本的な手順、測定部位、正常値を正しく理解し、測定時の注意点や異常所見についても学んでおくとよいでしょう。

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02

新生児の計測で気をつけることは、安全と正確性です。具体的には、保温と衛生に配慮し、全裸で安静な状態で計測を行うことが大切です。

選択肢1. 身長は側臥位で計測する。

×

仰臥位で測定します。

選択肢2. 体重はオムツをつけて計測する。

×

体重に衣類やオムツの重さが含まれると正確な出生体重にならないため外します。

選択肢3. 頭囲は後頭結節とオトガイの周囲を計測する。

×

頭囲は後頭部(後頭結節)と前額部(眉弓や前頭部)を通る最大周径で測ります。

選択肢4. 胸囲は肩甲骨直下と左右の乳頭を通る周囲を計測する。

⚪︎

胸囲は肩甲骨下と左右の乳頭の水平線を通る最大周径で計測します。

まとめ

新生児の国家試験で問われる「計測」の問題では、身体計測の正しい方法と正常なバイタルサインの値を把握しておくことが重要です。

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03

出生直後の新生児は、健康状態の確認や発育の基準を把握するために、

計測が行われます。

正しく測定することは大事ですが、

出生直後の新生児は、状態も不安定で体温が下がりやすいため、

安全確保・保温・感染予防に注意して計測します。

選択肢1. 身長は側臥位で計測する。

身長は、仰臥位にして計測します。

よって、こちらは該当しません。

選択肢2. 体重はオムツをつけて計測する。

体重は、全裸で計測します。

よって、こちらは該当しません。

選択肢3. 頭囲は後頭結節とオトガイの周囲を計測する。

頭囲は、後頭結節と眉間を結ぶ周囲を測定します。

よって、こちらは該当しません。

選択肢4. 胸囲は肩甲骨直下と左右の乳頭を通る周囲を計測する。

胸囲は、肩甲骨直下と、左右の乳頭を通る周囲を計測します。

ポイントは、泣いていない時で、

吸気と呼気の中間で測定します。

 

よって、こちらが正解です。

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