看護師 過去問
第114回(2025年2月)
問78 (午前 問78)
問題文
急性の化膿性炎症で最初に血管外に遊走し炎症の中心となるのはどれか。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
看護師試験 第114回(2025年2月) 問78(午前 問78) (訂正依頼・報告はこちら)
急性の化膿性炎症で最初に血管外に遊走し炎症の中心となるのはどれか。
- 血小板
- 好酸球
- 好中球
- 赤血球
- リンパ球
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
炎症部位では、局所の血管が拡張し、発赤や熱感が生じます。
拡張した血管は血管壁の透過性が高まり、血中の血漿成分や白血球が血管外ににじみ出やすくなります。
化膿性炎症は、細菌感染などにより炎症部位に膿が形成される炎症のことで、血管外遊走とは、透過性の亢進した血管壁から、組織へ白血球が滲出することを言います。
✕血小板は創部の止血や炎症の制御などの働きがありますが、炎症の中心となる働きは行いません。
✕好酸球は白血球の一部ですが、化膿性炎症での血管外遊走には関与しません。
主に体内に侵入した寄生虫からの防御や、アレルギー反応、炎症の制御などにかかわる細胞です。
○好中球は白血球の一部で、細菌などの異物を除去する働きを持ちます。
炎症を起こしたときには、血管外に遊走して炎症部位に集まります。
好中球が大量に集まることで膿を形成し、化膿性炎症となります。
✕赤血球の主な働きは、酸素や栄養素、老廃物の運搬で、化膿性炎症との関与はほとんどありません。
✕リンパ球は白血球の一部で、細菌やウイルスと戦う免疫細胞です。
主に数週間から数か月以上続く慢性の炎症に関与しており、急性炎症の中心とはなりません。
この問題は「炎症」のメカニズムを理解しておくことが重要です。
急性炎症と慢性炎症の違いや炎症の徴候は、国家試験にはよく出る問題です。
合わせて血球の働きも学習しておくとよいでしょう。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
02
急性化膿性炎症とは、
細菌感染(特にブドウ球菌や連鎖球菌など)によって、
組織内に膿がたまる炎症のことです。
「化膿」とは、好中球が集まって細菌を攻撃し、
その結果組織が壊れて膿ができることです。
血小板は、出血を止める働きのある
血球です。
炎症の中心ではないため、
こちらは該当しません。
好酸球とは、白血球の一種で、
アレルギー反応や寄生虫感染の時に重要な働きをします。
アレルギーを起こすと、
好酸球が増えて活性化し、
炎症を起こす物質(サイトカイン)を放出します。
炎症の中心となる物質ではないため、
こちらは該当しません。
好中球は、白血球の一種で、
生体防御の最前線で活躍する細胞です。
白血球の中の、50~70%を占めており、
最も多い割合です。
主に細菌感染で活躍します。
炎症が起こると、血管外へ遊走し、
細菌や異物を貪食します。
取り込んだ細菌を、酵素で分解・殺菌し、
好中球自体も死んで、壊れて、
その死骸がたまって、膿になります。
よって、こちらが正解になります。
赤血球は、酸素を運搬する働きを持った
血球です。
よって、こちらは該当しません。
リンパ球とは、白血球の一種で、
主に免疫の中心的な役割を担っています。
体に侵入したウイルスや細菌などの異物を、
認識・排除する働きをしています。
リンパ球は、急性炎症ではなく、
慢性炎症や免疫に関与する細胞ですので、
こちらは該当しません。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
急性化膿性炎症とは、細菌などの病原体が原因で引き起こされる急激な炎症であり、患部に膿がたまったり、発熱、腫れ、痛みを伴ったりする状態を指します。
×
血液凝固や止血、血管修復に関与します。炎症細胞ではありません。
×
主にアレルギー反応や寄生虫感染で活躍します。
⚪︎
急性炎症の代表的な細胞です。細菌や死細胞に対して最初に血管外に遊走して浸潤し、貪食・殺菌を行います。
×
酸素を運搬する役割があります。
×
慢性炎症やウイルス感染、免疫応答に関与します。
血液は、固形成分である「血球」と、液体成分である「血漿」から構成されています。血液細胞には、赤血球、白血球、血小板があり、血漿とあわせて、それぞれが体にとって重要な役割を果たしています。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問77)へ
第114回(2025年2月) 問題一覧
次の問題(問79)へ