看護師 過去問
第114回(2025年2月)
問81 (午前 問81)

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問題

看護師試験 第114回(2025年2月) 問81(午前 問81) (訂正依頼・報告はこちら)

伝えたいことがあるにも関わらず、ろれつが回らず正しく発音することが困難になるのはどれか。
  • 喚語困難
  • 構音障害
  • 吃音
  • 錯語
  • 嗄声

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この過去問の解説 (3件)

01

言葉の障害には、

脳の障害によって起こる「失語症」と、

発声に関する機能の障害によって起こる「構音障害」があります。

選択肢1. 喚語困難

喚語困難とは、

言いたい言葉が、すぐに思い出せない状態です。

 

「あの、えっと・・・」と言いたい言葉が思い出せなかったり、

イメージは頭にあるのに名前が思い出せない状態です。

 

一般的には、加齢やストレスなどでも起こりますが、

病的には、失語症や認知症、脳障害などで起こります。

 

よって、こちらは発声には問題ないため、該当しません。

 

選択肢2. 構音障害

構音障害とは、発声器官(口唇、舌、咽頭)や、

それを動かす筋や神経に障害があって、うまく発声できない状態をいいます。

 

ろれつが回らない状態も、

構音障害になります。

よって、こちらが正解になります。

選択肢3. 吃音

吃音とは、話し言葉が滑らかに出てこないことで、

発話の流暢性(リズミカルな流れ)が乱れる障害です。

「ぼ、ぼ、ぼくは・・・」と同じ言葉を繰り返す「連発型」

「ぼーくは・・・」と音を引き延ばす「伸発型」

「・・・・ぼくは」と言葉が詰まって出てこない「難発型」

があります。

 

よって、こちらは呂律は回っており、発声には問題はないため、

該当しません。

選択肢4. 錯語

錯語とは、言い間違えのことです。

 

脳の側頭葉(ウェルニッケ野)の障害によって起こる、

感覚性失語症で起こります。

音は聞こえているものの、何を言われているかの理解ができなくなるため、

流暢に話せても、言い間違えが多く見られます。

 

錯語には、

「えほん→うほん」「めがね→めげね」といった発音する音の間違え「音韻性錯語」

「いぬ→ねこ」「あそぶ→はしる」といった意味の間違え「意味性錯語」

があります。

 

呂律は回る状態ですので、

こちらは該当しません。

選択肢5. 嗄声

嗄声とは、

「かすれた声」や「かれた声」といった、

声の音色に関する異常のことです。

 

声帯ポリープや咽頭がん、風邪による炎症などが原因で発生します。

 

呂律は回る状態ですので、こちらは該当しません。

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02

言葉の障害には「失語症」と「音声、構音障害」のふたつがあります。

失語症言葉の理解や表出に問題がある障害で、脳の中枢神経が障害されて起こる症状です。

音声・構音障害は、発音に必要な神経や器官が障害されて起こる症状です。喋りにくさはありますが、言葉の理解や表出には問題はありません。

選択肢1. 喚語困難

喚語困難(かんごこんなん)は失語症の症状の1つです。

頭の中に映像やイメージが浮かんでも、そのものの名前や言葉がすぐに出てこない症状です。

例)りんご→「あのー…あれ、…あかくて丸い…なんだっけなあ。」

 

選択肢2. 構音障害

呂律が回らないのは構音障害の症状の1つです。

舌や口唇、頬部など発声に関する部位の筋肉をうまく動かせないことで、はっきりと喋ることができない状態を言います。

選択肢3. 吃音

吃音(きつおん)とは、話すときに同じ言葉を連発したり、滑らかに喋れない発話障害の1つです。

 

選択肢4. 錯語

錯語(さくご)とは、思っていることとは違う言葉が出てしまう失語症の症状の1つです。

例)りんご(と思っているが)→「みかん」

選択肢5. 嗄声

嗄声(させい)とは、いわゆる「声がれ」や「かすれ声」などといった、音声障害の1つです。

まとめ

「失語症」と「音声・構音障害」の違いを理解しておきましょう。

また、それぞれの障害に合わせた対応の仕方(コミュニケーション方法)も合わせて学習しておくとよいでしょう。

失語症では、脳のどこが損傷するとどんな失語が起こるのか、失語症の種類についても学習が必要です。

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03

発音(構音)のメカニズムは、脳からの指令を受けて肺から息を出し、声帯を振動させて声(発声)を作り、その声を舌や口唇などの「構音器官」を使って口腔や鼻腔の形を変えながら、個々の音(母音や子音)を作り出します。

選択肢1. 喚語困難

×

喚語困難(かんごこんなん)とは、頭の中では言葉を理解しており、言いたいことも明確にイメージできているにも関わらず、それを言葉にして表現できない状態を指します。これは失語症の代表的な症状の一つであり、特に物の名前が思い出せない、あるいは適切な言葉がすぐに出てこないという形で現れます。

選択肢2. 構音障害

⚪︎

構音障害とは、言葉を正常にはっきり発音する能力が失われる障害です。 話し方がぎこちなくなる、ブツブツ途切れる、息の音が混じる、不規則になる、不明瞭になる、または単調になることがあります。

選択肢3. 吃音

×

吃音(きつおん)とは、言葉が滑らかに出てこない発話障害の一つで、一般的に「どもり」とも呼ばれます。

選択肢4. 錯語

×

錯語(さくご)とは、言葉を言い間違える、または意図した言葉と違う言葉を口にしてしまう状態のことで、主に失語症で見られる症状です。

選択肢5. 嗄声

×

嗄声(させい)とは、医学的に「声がれ」や「かすれ声」といった、普段と異なる声の不調を指す言葉です。声帯の異常によって声の音質に変化が起こることで発生し、声帯ポリープ、喉頭がん、神経麻痺、風邪による炎症など、さまざまな原因が考えられます。

まとめ

言語障害にもさまざまな種類があります。メカニズムを含め特徴をおさえておきましょう。

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