看護師 過去問
第114回(2025年2月)
問128 (午後 問8)

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問題

看護師試験 第114回(2025年2月) 問128(午後 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

老年期の身体機能の変化で正しいのはどれか。
  • 耐糖能は向上する。
  • 尿濃縮力は向上する。
  • 薬物代謝は遅延する。
  • 肺の残気量は減少する。

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この過去問の解説 (3件)

01

老年期(65歳以上)の身体機能の変化は、臓器や器官における予備能力と適応能力の低下です。加齢に伴って全身の機能が低下していきます。看護の視点では個人差があること、症状が典型的でないことを意識することが大切になります。

選択肢1. 耐糖能は向上する。

誤りの解答です。

耐糖能は血液中の糖分を一定に保つ体の能力のことです。加齢によってインスリン分泌量が減ったり、インスリン抵抗性の増大(インスリンの効きが悪い)が起こります。耐糖能は低下します。

選択肢2. 尿濃縮力は向上する。

誤りの解答です。

尿濃縮力とは体内の水分バランスを保つために腎臓で尿を濃くして水分の排出を抑える能力のことです。加齢に伴い腎臓の血流量や機能が低下します。尿濃縮力は低下します。

選択肢3. 薬物代謝は遅延する。

正しい解答です。

体内の薬物は主に肝臓で代謝、腎臓で排泄されます。老年期は肝臓の血流量や重量が減少するため、薬を分解するスピードが遅くなります。さらに腎機能も低下しているため、薬物が体内に長く残りやすく、副作用が出現しやすいです。

選択肢4. 肺の残気量は減少する。

誤りの解答です。

残気量とは息を吐いた時に肺の中に残っている空気の量のことです。加齢によって呼吸筋が衰え、肺の弾力性が失われると、息を吐き出すことが十分にできなくなります。そのため残気量は増加します。

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02

老年期では臓器機能の低下や運動機能、感覚機能の低下など様々な面で変化が生じます。
尿の濃縮能力は低下し、耐糖能は低下し、肺の残気量は増加し、薬物の代謝は遅延します。
 

選択肢1. 耐糖能は向上する。

不正解です。

選択肢2. 尿濃縮力は向上する。

不正解です。

選択肢3. 薬物代謝は遅延する。

正解です。

選択肢4. 肺の残気量は減少する。

不正解です。

まとめ

老年期における様々な変化については確認しておく必要があります。基本的にはネガティブな変化になります。
 

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03

正解は、「薬物代謝は遅延する。」です。

 

老年期には、

各臓器系に様々な加齢性変化がみられます。

選択肢1. 耐糖能は向上する。

誤った解答です。

老年期には、

加齢によるインスリン分泌の低下やインスリン抵抗性の増加、

筋肉量の低下や脂肪量の増加などの体組成の変化が原因となり、

耐糖能は低下します。

選択肢2. 尿濃縮力は向上する。

誤った解答です。

老年期には、

加齢による腎機能の低下で、尿濃縮力が低下し、

脱水を起こしやすくなります。

選択肢3. 薬物代謝は遅延する。

正しい解答です。

老年期には、

加齢により肝機能や腎機能が低下し、

薬物代謝は遅延します。

選択肢4. 肺の残気量は減少する。

誤った解答です。

老年期には、

加齢により肺胞と気道の弾性が低下することで、

肺の残気量が増加し、呼吸不全を起こしやすくなります。

まとめ

老年期の身体機能の変化で正しいのは、

「薬物代謝は遅延する」です。

老年期には、薬物代謝が遅延することで、

体内に薬物が蓄積しやすく、

副作用のリスクが高まります。

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