看護師 過去問
第114回
問137 (午後 問17)

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問題

看護師試験 第114回 問137(午後 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

インスリン療法で正しいのはどれか。
  • 毎回同じ部位に注射する。
  • 有害事象は低血糖である。
  • 就寝前は超速効型製剤を使用する。
  • 2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療法として必須である。

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この過去問の解説 (2件)

01

インスリン療法に関する問題です。インスリン製剤の種類とその使用方法やそのリスクについて理解しておく必要があります。

選択肢1. 毎回同じ部位に注射する。

不正解です。同一部位に注射し続けると、その部位が硬結するなどインスリンの吸収が悪くなる可能性があるため、同一部位に注射し続けることは避ける必要があります。

選択肢2. 有害事象は低血糖である。

正解です。インスリン療法の有害事象の一つの低血糖は、インスリン製剤の投与量間違いや食事量が普段より少ない時などに起こります。

選択肢3. 就寝前は超速効型製剤を使用する。

不正解です。超速効型製剤は使用後10-20分で効果が現れるもので食事前に使用する製剤です。一般に就寝前に使用することのあるインスリン製剤は中間型や持効型です。

選択肢4. 2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療法として必須である。

不正解です。1型糖尿病の患者では膵臓からのインスリン分泌がほぼないか全くないため原則的にインスリン注射が必須です。2型糖尿病ではインスリン分泌はされているものの、効きが悪くなっていることや分泌量が減ってしまうことによって起こり、食事療法や運動療法を行うことで改善する場合もあり、必ずしもインスリン療法は必須ではありません。

まとめ

インスリン療法について様々な知識を問われる問題でした。1型糖尿病、2型糖尿病の特徴とそれぞれの治療方法、インスリン製剤の特徴まで理解しておく必要があります。


 

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02

正解は、「有害事象は低血糖である。」です。

 

インスリン療法で正しいものを選択する問題です。

選択肢1. 毎回同じ部位に注射する。

誤った解答です。

インスリン注射を毎回同じ部位に注射すると、皮下組織の肥大や

硬結が起こり、インスリンの吸収が不安定になります。

インスリン注射は部位は、毎回少しづつ変える必要があります。

選択肢2. 有害事象は低血糖である。

正しい解答です。

インスリン療法で、最も頻度が高い有害事象は低血糖です。

低血糖、インスリンの単位間違いや食事摂取量の不足、

激しい運動などが原因で起こしやすくなります

選択肢3. 就寝前は超速効型製剤を使用する。

誤った解答です。

超速効型製剤は、食後の血糖値の上昇を抑えるため、

毎食直前に使用されます。

一般的に就寝前には、

夜間の血糖コントロールするために、

中間型や持効型が使用されます。

選択肢4. 2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療法として必須である。

誤った解答です。

インスリン療法は、1型糖尿病の治療法として必須であり、

2型糖尿病では、生活習慣の改善や経口薬の服用が優先されます。

まとめ

インスリン療法で正しいのは、「有害事象は低血糖である。」です。

インスリン療法では、低血糖対策のため、

常に糖質を携帯し、早めに自己対処することが推奨されます。

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