看護師 過去問
第114回(2025年2月)
問145 (午後 問25)

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問題

看護師試験 第114回(2025年2月) 問145(午後 問25) (訂正依頼・報告はこちら)

創傷の治癒過程でマクロファージによる貪食が行われるのはどれか。
  • 出血・凝固期
  • 炎症期
  • 増殖期
  • 成熟期

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この過去問の解説 (3件)

01

『創傷の治癒過程』と言われると難しく感じるかもしれませんが、マクロファージが炎症期に働く細胞であり、細菌や異物を貪食する役割を持つことを理解していれば答えられる問題です。

創傷治癒を覚えるときは、過程の順番だけでなく、『どの時期にどの細胞が働くのか』を押さえておくと理解しやすくなります。



 

選択肢1. 出血・凝固期


マクロファージは関与しない時期です。出血・凝固期(止血期)にはたらくのは血小板です。

選択肢2. 炎症期

マクロファージによる貪食が行われる時期です。

選択肢3. 増殖期

マクロファージは関与しない時期です。増殖期にはたらくのは線維芽細胞です。

選択肢4. 成熟期

マクロファージは関与しない時期です。成熟期ではコラーゲン線維が再編成されて瘢痕組織が形成されます。

まとめ
回復過程時間経過細胞のはたらき
出血・凝固期
(止血期)
直後~数時間

血小板が血栓を形成し傷口を一時的に

ふさぐ。

炎症期数時間~3日

炎症性細胞(好中球やマクロファージ)が

傷口に集まり、細菌や異物を除去する。

これに伴い、炎症症状(腫れ・発赤・熱感

・痛み)がみられる。

増殖期3日~数週間

線維芽細胞がコラーゲンを産生し、血管

新生が進むことで肉芽組織が形成され、

創部を覆う。さらに上皮細胞が増殖し、

皮膚表面の再生が進む。

成熟期数週間~数か月

コラーゲンの再編成され、瘢痕組織

が形成される。

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02

創傷治癒過程には出血・凝固期、炎症期、増殖期、成熟期があります。出血・凝固期は傷が生じた直後で、血管の収縮や血小板の凝集により止血がされます。出血・凝固期の次は炎症期では白血球が集まり細菌や壊死組織の貪食が行われます。また炎症反応が起こります。炎症期の次は増殖期で、新しい血管が生まれ、肉芽組織が傷を覆い、皮膚表面の再生も進みます。増殖期の次は成熟期で、瘢痕が形成されます。


 

選択肢1. 出血・凝固期

不正解です。出血・凝固期にはマクロファージによる貪食は行われません。

選択肢2. 炎症期

正解です。炎症期に白血球(マクロファージなど)による貪食が行われます。

選択肢3. 増殖期

不正解です。新しい血管が生まれ、肉芽組織が傷を覆い、皮膚表面の再生も進む時期です。

選択肢4. 成熟期

不正解です。瘢痕形成などの時期です。

まとめ

創傷治癒過程に関する問題でした。それぞれの時期にどのようなことが起こるのかまとめておく必要があります。

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03

正解は、「炎症期」です。

 

創傷の治癒過程は以下のようになります。

①止血期(出血・凝固期):受傷直後~数時間で、

 血小板が血栓を形成します。

炎症期:受傷後1~3日で、好中球やマクロファージが、

 細菌や壊死組織を貪食・除去します。

③増殖期:受傷後3~10日で、線維芽細胞が増殖し、

 コラーゲン産生、肉芽組織形成、血管新生が進みます。

④成熟期(再構築期):受賞後2週間~数か月で、

 線維芽細胞によりコラーゲンが再編成され、

 瘢痕組織がつくられます。

選択肢1. 出血・凝固期

誤った解答です。

出血・凝固期に主に働くのは血小板です。

選択肢2. 炎症期

正しい解答です。

冒頭文の通りです。

選択肢3. 増殖期

誤った解答です。

増殖期に主に働くのは、線維芽細胞です。

選択肢4. 成熟期

誤った解答です。

増殖期に主に働くのは、線維芽細胞です。

まとめ

創傷の治癒過程で、

マクロファージによる貪食が行われるのは、

「炎症期」です。

炎症期には、感染徴候(発赤、腫脹、熱感、疼痛)が、

みられることがあります。

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