看護師 過去問
第114回(2025年2月)
問170 (午後 問50)

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問題

看護師試験 第114回(2025年2月) 問170(午後 問50) (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん(42歳、男性)は、同僚との飲酒中に上腹部から背部の激しい痛みと嘔吐があり、救急搬送された。搬送時の心電図には異常を認めない。
Aさんの状態をアセスメントするための血液検査項目で優先度が高いのはどれか。
  • アルブミン
  • トロポニン
  • 中性脂肪
  • リパーゼ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、「リパーゼ」です。

 

Aさんは、

飲酒中の上腹部から背部への激痛と嘔吐が主症状で、

搬送時の心電図に異常は認めていないことから、

急性膵炎の可能性が示唆されます。

リパーゼは、膵臓由来の炎症で上昇するため、

急性膵炎の診断に有効です。

選択肢1. アルブミン

誤った解答です。

アルブミンは、栄養状態の評価項目です。

 

選択肢2. トロポニン

誤った解答です。

トロポニンは、心筋損傷のマーカーで、

心筋梗塞の診断に有効です。

Aさんは、心電図に異常を認めていないため、

優先度は低いです。

選択肢3. 中性脂肪

誤った解答です。

中性脂肪は、脂質異常症の指標です。

選択肢4. リパーゼ

正しい解答です。

冒頭文の通りです。

まとめ

Aさんの状態をアセスメントするための、

血液検査項目で優先度が高いのは、

「リパーゼ」です。

Aさんの症状から疑われる急性膵炎は、

突発性の背部に放散する上腹部痛が主症状で、

飲酒で症状が増強します。

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02

Aさんの症状から心疾患であった場合は緊急度が高くなるため心疾患に関する検査を考えたくなりますが、心電図上異常はないためそのほかの可能性を考えます。飲酒していた経緯を考えると膵炎の可能性を考える必要があります。膵炎を疑う場合の血液検査の項目としてはアミラーゼやリパーゼといった消化酵素の値、炎症反応などを確認します。
 

選択肢1. アルブミン

不正解です。

選択肢2. トロポニン

不正解です。

選択肢3. 中性脂肪

不正解です。

選択肢4. リパーゼ

正解です。
 

まとめ

状況を整理し、どの疾患が疑われるのかを考え、その疾患の時に調べるべき検査はどういった項目なのかという段階を踏む必要がある問題ですが、一つ一つ整理して考えることで正解に辿り着くことができます。膵炎についても整理しておく必要があります。

 

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03

飲酒中に上腹部から背部への激しい痛みと嘔吐があるため循環器系、消化器系の疾患を疑います。

心電図に異常がないので、心筋梗塞よりは膵炎の可能性が高いです。

選択肢1. アルブミン

不正解

栄養状態の指標になるため優先度は低いです。

選択肢2. トロポニン

心筋梗塞心臓の損傷の指標になる検査です。今回の例文では心電図に異常は認めなかったことから優先度は低いです。

選択肢3. 中性脂肪

不正解

脂質異常症動脈硬化の指標となる検査です。中性脂肪の過度な高値は急性膵炎を引き起こすことがあますが、膵炎そのものの診断が必要なため優先度は低いです。

選択肢4. リパーゼ

正解

膵炎の診断に有用となる指標の検査です。

まとめ

膵炎ではアミラーゼの検査もしますが、リパーゼの方がアミラーゼよりも膵臓への特異性が高く、診断に有用です。そのため急性膵炎の初期診断には特にリパーゼが重要視されます。

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