看護師 過去問
第114回
問170 (午後 問50)

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問題

看護師試験 第114回 問170(午後 問50) (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん(42歳、男性)は、同僚との飲酒中に上腹部から背部の激しい痛みと嘔吐があり、救急搬送された。搬送時の心電図には異常を認めない。
Aさんの状態をアセスメントするための血液検査項目で優先度が高いのはどれか。
  • アルブミン
  • トロポニン
  • 中性脂肪
  • リパーゼ

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この過去問の解説 (1件)

01

飲酒中に上腹部から背部への激しい痛みと嘔吐があるため循環器系、消化器系の疾患を疑います。

心電図に異常がないので、心筋梗塞よりは膵炎の可能性が高いです。

選択肢1. アルブミン

不正解

栄養状態の指標になるため優先度は低いです。

選択肢2. トロポニン

心筋梗塞心臓の損傷の指標になる検査です。今回の例文では心電図に異常は認めなかったことから優先度は低いです。

選択肢3. 中性脂肪

不正解

脂質異常症動脈硬化の指標となる検査です。中性脂肪の過度な高値は急性膵炎を引き起こすことがあますが、膵炎そのものの診断が必要なため優先度は低いです。

選択肢4. リパーゼ

正解

膵炎の診断に有用となる指標の検査です。

まとめ

膵炎ではアミラーゼの検査もしますが、リパーゼの方がアミラーゼよりも膵臓への特異性が高く、診断に有用です。そのため急性膵炎の初期診断には特にリパーゼが重要視されます。

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