看護師 過去問
第114回
問177 (午後 問57)

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問題

看護師試験 第114回 問177(午後 問57) (訂正依頼・報告はこちら)

全身麻酔下で肺切除術を受ける高齢者への説明で優先度が高いのはどれか。
  • 術前にベッド上で排泄の練習をすること
  • 術前に手術部看護師の訪問があること
  • 術前に深呼吸や排痰の練習をすること
  • 術後に四肢の自動運動をすること

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この過去問の解説 (1件)

01

手術前に手術当日の流れや術後の経過、合併症予防の説明をしておくことは大切です。

選択肢1. 術前にベッド上で排泄の練習をすること

術後しばらくベット上安静になりますが多くの場合、排尿に関して尿道バルーンカテーテルを挿入します。そのため優先度は低いです。

選択肢2. 術前に手術部看護師の訪問があること

不正解

不安軽減には有効ですが、合併症予防という観点では優先度は低いです。

選択肢3. 術前に深呼吸や排痰の練習をすること

正解

術後は、手術による気道内分泌物の増加だけでなく、気管挿管による機械的刺激にともない分泌物の増加あります。そのため、深呼吸や排痰をし気道クリアランスを保つことで術後肺炎の予防や無気肺の予防につながります。

選択肢4. 術後に四肢の自動運動をすること

不正解

術後の深部静脈血栓予防として大切ですが、肺切除術ではまず呼吸管理の方が優先されます。

まとめ

全身麻酔科下での手術による合併症の復習をしておきまょう。

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