看護師 過去問
第114回
問192 (午後 問72)

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問題

看護師試験 第114回 問192(午後 問72) (訂正依頼・報告はこちら)

プライマリナーシングの説明で適切なのはどれか。
  • 業務を短時間で効率よく実施できる。
  • リーダーの調整力が看護チームの目標達成に影響する。
  • 1人の看護師が1人の患者の入院から退院まで一貫して責任をもつ。
  • 日替わりで受け持ち看護師が変わるので看護ケアの継続が難しくなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、「1人の看護師が1人の患者の入院から退院まで一貫して責任をもつ。」です。

 

プライマリーナーシングとは、

1人の看護師が1人の患者を継続して受け持ち、

すべての看護に責任をもつ看護提供方式です。

 

選択肢1. 業務を短時間で効率よく実施できる。

誤った解答です。

業務を短時間で効率よく実施できるのは、

機能別方式の説明です。

機能別方式とは、業務内容によって仕事を分類し、

一人ひとりの看護師に割り当てる看護提供方式です。

選択肢2. リーダーの調整力が看護チームの目標達成に影響する。

誤った解答です。

リーダーの調整力が看護チームの目標達成に影響するのは、

チームナーシングの説明です。

チームナーシングとは、複数の看護師でチームを構成し、

チーム全体で患者の看護に責任をもつ看護提供方式です。

選択肢3. 1人の看護師が1人の患者の入院から退院まで一貫して責任をもつ。

正しい解答です。

プライマリーナーシングは、

患者との信頼関係を築きやすく、

個別性を重視した看護の提供が可能です。

 

選択肢4. 日替わりで受け持ち看護師が変わるので看護ケアの継続が難しくなる。

誤った解答です。

日替わりで受け持ち看護師が変わるのは、

機能別方式や患者受け持ち方式の説明です。

患者受け持ち方式とは、

1人の看護師が一定数の患者を受け持ち、

その勤務帯の看護に責任をもつ看護提供方式です。

まとめ

プライマリーナーシングの説明として適切なのは、

1人の看護師が1人の患者の入院から退院まで一貫して責任をもつ。」です。

プライマリーナーシングでは、

継続的で個別性のあるケアが重視されます。

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02

プライマリーナーシングとは「1人の患者を入院から退院まで一貫して受け持ち、患者のニーズに合わせた継続的なケアを提供する看護師のこと」をいいます。

選択肢1. 業務を短時間で効率よく実施できる。

不正解

効率重視は「機能別看護方式」の特徴になります。

選択肢2. リーダーの調整力が看護チームの目標達成に影響する。

不正解

リーダーの調整力は「チームナーシング」の特徴になります。

選択肢3. 1人の看護師が1人の患者の入院から退院まで一貫して責任をもつ。

正解

冒頭を参照して下さい。

選択肢4. 日替わりで受け持ち看護師が変わるので看護ケアの継続が難しくなる。

不正解

日替わりで受け持ちが変わるのは「機能別看護方式」などで、プライマリナーシングでは逆に継続性が高くなります。

まとめ

多くの病院では固定チームナーシングプライマリーナーシングを組み合わせた方式を採用しています。それぞれの特徴を押さえておきましょう。

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03

正しい選択肢:1人の看護師が1人の患者の入院から退院まで一貫して責任をもつ
プライマリナーシングでは、担当看護師(プライマリーナース)が患者さんのケア計画を立て、入院時から退院後の生活を見据えて継続的に関わります。

患者さんと看護師の信頼関係を深め、個別性の高い看護を提供できる方式です。

選択肢1. 業務を短時間で効率よく実施できる。

業務を工程別に分けて効率を追求するのは機能別看護の特徴です。

プライマリナーシングは時間短縮よりも継続性と個別性を重視します。

選択肢2. リーダーの調整力が看護チームの目標達成に影響する。

リーダーシップと調整力が鍵になるのはチームナーシングです。

プライマリナーシングでは個々のプライマリーナースが主体となるため、チームリーダーの調整力が中心課題にはなりません。

選択肢3. 1人の看護師が1人の患者の入院から退院まで一貫して責任をもつ。

これがプライマリナーシングの核となる考え方です。

同じ看護師が継続して関わることで、患者さんの経過を深く理解し、きめ細かなケアを行えます。

選択肢4. 日替わりで受け持ち看護師が変わるので看護ケアの継続が難しくなる。

受け持ちが日替わりになるのは変則交代制や機能別看護などで見られる課題です。

プライマリナーシングは担当者を固定することで継続性を高める方式なので、この説明は当てはまりません。

まとめ

プライマリナーシングの鍵は「担当看護師の固定」と「継続的な責任」です。

患者さんの情報が一元化されるため、ケアの一貫性が保たれやすく、退院支援や家族への教育もスムーズになります。

他の看護方式(機能別、チーム)との違いを押さえると、試験問題は解きやすくなります。

 

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