看護師 過去問
第114回
問198 (午後 問78)

誤った解答です。

乳酸は、糖代謝で産生されます。

ケトン体の供給源ではありません。

誤った解答です。

尿酸は、肝臓で分解されたプリン体の代謝物です。

ケトン体の供給源ではありません。

正しい解答です。

術後や絶食時などで、体内のエネルギーが不足すると、

肝臓が脂肪酸を代謝して、ケトン体を生成し、

糖代謝以外の方法で、エネルギーを確保します。

誤った解答です。

蛋白質は、アミノ酸に分解され、糖新生に使われます。

ケトン体の供給源ではありません。

誤った解答です。

アンモニアは、タンパク質が分解されて産生されます。

ケトン体の供給源ではありません。

不正解

解糖系でできる代謝物です。エネルギーとして使われますが、ケトン体の供給源にはなりません。

不正解
核酸分解の最終残物です。ケトン体とは無関係です。
 

正解

冒頭を参照して下さい。

不正解

分解されるとアミノ酸になり、糖新生や一部のケトン体前駆物質になりますが、主なケトン体供給源ではありません。

不正解

アンモニアは、体蛋白や核酸の分解および腸管内で食餌蛋白の分解により生成されます。ケトン体供給源ではありません。

筋肉での運動や酸素不足でできる物質で、肝臓では糖新生に使われますが、ケトン体には変わりません。

プリン体が分解されてできる老廃物で、エネルギー源にはならず、ケトン体とも関係しません。

体脂肪や血中の中性脂肪が分解されて生じます。肝臓でβ‐酸化され、アセチルCoAを介してケトン体に合成されるため、

これが供給源です。

分解されるとアミノ酸になり、一部は糖新生に回りますが、ケトン体の主原料にはなりません。

アミノ酸が分解されるときに出る毒性物質で、尿素に変えて排泄されます。

エネルギー代謝やケトン体とは別経路です。