看護師 過去問
第114回
問225 (午後 問105)

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問題

看護師試験 第114回 問225(午後 問105) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文を読み、問いに答えよ。
A君(12歳、男児)は、肥満を心配した保護者に連れられて来院した。A君と保護者は、医師から「1日の食事内容を毎日記録し、1週後に再診してください」と説明された。
既往歴と家族歴:特記すべきことはない。
生活歴:スナック菓子などの間食を好む。時間があればポータブル型のゲーム機でサッカーゲームばかりして、就寝時刻は毎晩午前0時を過ぎる。A君は、学校生活は楽しく思っているが朝起きられず遅刻して登校することが多い。また、運動することが嫌いなため運動の習慣はない。
身体所見:身長153.0cm(標準152.4cm)、体重61.7kg(標準44.1kg)。血圧100/60mmHg。心音と呼吸音に異常はない。腹部は平坦、軟で、肝臓と脾臓を触知しない。
A君の保護者は「この機会に、Aの生活リズムの乱れも改善したいと思います。どんなことから始めるのが良いですか」と看護師に尋ねた。
看護師の説明で適切なのはどれか。
  • 「ゲーム機で遊ぶのを禁止しましょう」
  • 「起床したら朝日を浴びると良いでしょう」
  • 「サッカークラブに所属すると良いでしょう」
  • 「しばらく学校を休ませて自宅で生活リズムを整えましょう」

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「起床したら朝日を浴びると良いでしょう」です。

 

生活リズムの改善のためには、

睡眠リズムを整えることが必要です。

毎日一定の時間に起床し、朝日を浴びることで、

体内時計がリセットされるため、

夜は自然と眠くなり、生活リズムが改善されます。

 

選択肢1. 「ゲーム機で遊ぶのを禁止しましょう」

誤った解答です。

ゲーム機で遊ぶのを禁止することは、

A君に強いストレスを与える可能性があります。

禁止ではなく、時間を決めて遊ぶなどの段階的な制限から始めるほうが望ましく、

適切な指導ではありません。

 

選択肢2. 「起床したら朝日を浴びると良いでしょう」

正しい解答です。

A君は、就寝時間が日をまたぎ、

朝起きられず学校に遅刻しており、

睡眠のパターンが乱れています。

起床時に朝日を浴びることを勧めるのは、

体内時計をリセットするために、適切な助言です。

選択肢3. 「サッカークラブに所属すると良いでしょう」

誤った解答です。

A君は、運動が嫌いであるという情報があり、

現実的ではありません。

サッカークラブに所属して運動することを勧めるためには、

A君本人の意思を確認する必要があります。

適切な指導とはいえません。

 

 

選択肢4. 「しばらく学校を休ませて自宅で生活リズムを整えましょう」

誤った解答です。

学校を休ませてしまうと、

かえって生活リズムを乱すことに繋がります。

通学するために、

朝しっかり起床できるような対策を考えるほうが現実的であり、

適切な指導ではありません。

 

まとめ

看護師の説明で適切なのは、

「起床したら朝日を浴びると良いでしょう」です。

A君の保護者への指導では、

まずは、睡眠のリズムを整えることを優先した方が効果的です。

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02

結論:起床したら朝日を浴びると良いでしょう
朝の光をしっかり浴びると体内時計がリセットされ、眠くなる時間も自然に早まります。

まずは寝起きにカーテンを開けて日光を取り入れるところから始めると、生活リズムの立て直しがしやすくなります。

選択肢1. 「ゲーム機で遊ぶのを禁止しましょう」

いきなり全面禁止にすると反発しやすく、長続きしません。

時間を決めてメリハリをつけるなど段階的な対応が現実的です。

選択肢2. 「起床したら朝日を浴びると良いでしょう」

光は体内時計のスイッチです。

毎朝同じ時間に光を浴びることで、夜の自然な眠気が促されます。

今日からすぐ取り組める簡単な方法です。

選択肢3. 「サッカークラブに所属すると良いでしょう」

強制的にクラブへ入れるより、まず家族や友達と軽い運動を楽しむところから始めるほうがハードルが低く続けやすいです。

選択肢4. 「しばらく学校を休ませて自宅で生活リズムを整えましょう」

学校を休むとかえって昼夜逆転が進む恐れがあります。

普段どおり登校しつつ朝の光や就寝時刻の調整でリズムを整えることが大切です。

まとめ

朝の光を浴びると、体の時計が「朝だ」と認識し、夜の眠気が自然に訪れやすくなります。

ゲームや運動の習慣も少しずつ見直し、睡眠・食事・活動のバランスを整えていくと、体重管理にも良い効果が期待できます。

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