看護師 過去問
 第114回
   問227 (午後 問107)  
 問題文
 次の文を読み、問いに答えよ。
A君(5歳6か月、男児)は、二分脊椎(spina bifida)のため、繰り返し使用できるカテーテルによる間欠的自己導尿を両親が実施している。現在、間欠的自己導尿は、保育所での実施を含めて1日6回行うよう医師が指示しており、自宅では両親が導尿している。A君は下肢の運動機能障害があるが、自分で車椅子からトイレに移動でき、指先の微細な動きもできる。
外来受診の際に母親から「地元の小学校に入学予定です。小学生になったら自分で導尿できたほうが良いと聞きました。Aも間欠的自己導尿をやってみたい、と言っています。どのように進めたらよいか分からず、焦っています」と看護師に相談があった。
その後、看護師は、A君が小学校で自立して間欠的自己導尿ができるようケア計画を立てた。
間欠的自己導尿の実施についてA君に伝えることで適切なのはどれか。
 A君(5歳6か月、男児)は、二分脊椎(spina bifida)のため、繰り返し使用できるカテーテルによる間欠的自己導尿を両親が実施している。現在、間欠的自己導尿は、保育所での実施を含めて1日6回行うよう医師が指示しており、自宅では両親が導尿している。A君は下肢の運動機能障害があるが、自分で車椅子からトイレに移動でき、指先の微細な動きもできる。
外来受診の際に母親から「地元の小学校に入学予定です。小学生になったら自分で導尿できたほうが良いと聞きました。Aも間欠的自己導尿をやってみたい、と言っています。どのように進めたらよいか分からず、焦っています」と看護師に相談があった。
その後、看護師は、A君が小学校で自立して間欠的自己導尿ができるようケア計画を立てた。
間欠的自己導尿の実施についてA君に伝えることで適切なのはどれか。
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問題
看護師試験 第114回 問227(午後 問107) (訂正依頼・報告はこちら)
 次の文を読み、問いに答えよ。
A君(5歳6か月、男児)は、二分脊椎(spina bifida)のため、繰り返し使用できるカテーテルによる間欠的自己導尿を両親が実施している。現在、間欠的自己導尿は、保育所での実施を含めて1日6回行うよう医師が指示しており、自宅では両親が導尿している。A君は下肢の運動機能障害があるが、自分で車椅子からトイレに移動でき、指先の微細な動きもできる。
外来受診の際に母親から「地元の小学校に入学予定です。小学生になったら自分で導尿できたほうが良いと聞きました。Aも間欠的自己導尿をやってみたい、と言っています。どのように進めたらよいか分からず、焦っています」と看護師に相談があった。
その後、看護師は、A君が小学校で自立して間欠的自己導尿ができるようケア計画を立てた。
間欠的自己導尿の実施についてA君に伝えることで適切なのはどれか。
   A君(5歳6か月、男児)は、二分脊椎(spina bifida)のため、繰り返し使用できるカテーテルによる間欠的自己導尿を両親が実施している。現在、間欠的自己導尿は、保育所での実施を含めて1日6回行うよう医師が指示しており、自宅では両親が導尿している。A君は下肢の運動機能障害があるが、自分で車椅子からトイレに移動でき、指先の微細な動きもできる。
外来受診の際に母親から「地元の小学校に入学予定です。小学生になったら自分で導尿できたほうが良いと聞きました。Aも間欠的自己導尿をやってみたい、と言っています。どのように進めたらよいか分からず、焦っています」と看護師に相談があった。
その後、看護師は、A君が小学校で自立して間欠的自己導尿ができるようケア計画を立てた。
間欠的自己導尿の実施についてA君に伝えることで適切なのはどれか。
-   「おしっこの出口をきれいにするため外側から内側に向かって拭くよ」
-   「カテーテルの先はピンセット<鑷子>で持つよ」
-   「カテーテルを入れておしっこが出てきたらその位置でカテーテルを止めるよ」
-   「おしっこが出なくなったらカテーテルを急いで抜くよ」
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は、
「カテーテルを入れておしっこが出てきたらその位置でカテーテルを止めるよ」です。
5歳児のA君が理解できるよう、
分かりやすい言葉を使い、
正しい方法を指導する必要があります。
誤った解答です。
間欠的自己導尿の陰部の消毒は、
周囲の細菌を膀胱内に侵入させないよう、
内側から外側に向かって拭くことが基本です。
よって、適切な指導ではありません。
誤った解答です。
間欠的自己導尿の際には、ピンセット<鑷子>ではなく、
消毒した手指でカテーテルを持ち、挿入します。
また、5歳のA君には、鑷子の扱いは難しいです。
よって、適切な指導ではありません。
正しい解答です。
尿の流出が確認されれば、
膀胱までカテーテルが達しているサインです。
よって、適切な指導です。
誤った解答です。
カテーテルを急いで抜去すると、
尿道損傷の原因となるため、ゆっくり抜去します。
よって、適切な指導ではありません。
間欠的自己導尿の実施についてA君に伝えることは、
「カテーテルを入れておしっこが出てきたらその位置でカテーテルを止めるよ」です。
間欠自己導尿の正しい手技を理解したうえで、
安全に実施できる手技を、分かりやすく説明します。
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02
正しい選択肢:カテーテルを入れておしっこが出てきたらその位置でカテーテルを止めるよ
導尿チューブは、尿が流れ始めたところが膀胱内に入った目印になります。
その位置を保てば先端が安定し、最後まで安全に尿を出し切ることができます。
外側から内側へ拭くと、皮膚のばい菌が出口に入り込みやすくなります。
尿道口から外側へ向かって拭くのが基本です。
家庭で行う清潔操作では、石けんと流水で手を洗って素手で扱えば十分です。
ピンセットを使うと誤って先端を傷つけたり、操作が難しくなります。
尿が出始めた所が膀胱内到達のサインです。
そこで止めておけばカテーテルが抜けたり奥に当たったりせず、安全に排尿できます。
尿が止まったら、ゆっくり少しずつ引き抜きながら残尿がないか確認します。
急いで抜くと膀胱壁を刺激したり残尿が残ったりするおそれがあります。
尿が流れ始めた位置でカテーテルを固定することが、膀胱を傷つけずに確実に排尿するコツです。
そのうえで、清潔な拭き方やゆっくりした抜去など、ほかの工程も段階的に練習していくと安心して自己導尿を続けられます。
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