看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問52 (成人看護学 問7)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問52(成人看護学 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

患者にペースメーカー植込みの有無を事前に確認すべき検査はどれか。
  • エックス線撮影
  • 磁気共鳴画像〈MRI〉
  • 超音波検査
  • 脳波検査

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この過去問の解説 (3件)

01

ペースメーカーとは、徐脈性不整脈の場合に適応となる体内装置(デバイス)です。画像検査のうち磁気共鳴画像〈MRI〉は原則禁忌とされていますが、近年は条件付きでMRI検査が可能なペースメーカーが広く用いられています。ペースメーカーには植え込み式とリードレスタイプがあり、植え込み式は鎖骨下が隆起しているためわかりやすいですが、リードレスタイプは右心室内に留置されるため、見た目にはわかりません。ペースメーカー手帳の有無を確認し、ペースメーカーの種類やMRIが可能かどうかを事前に確かめることが大切です。

選択肢1. エックス線撮影

✖

エックス線撮影は、エックス線と呼ばれる放射線の一種によって人体の内部を撮影するもので、レントゲン検査とも呼ばれます。通常のエックス線撮影で使用される放射線量は非常に微量なため、ペースメーカーには影響がないとされています。

 

選択肢2. 磁気共鳴画像〈MRI〉

〇

磁気共鳴画像〈MRI〉は、強力な電磁波を発生させて人体の内部を映し出すのが特徴です。金属などを近づけると磁気に吸い寄せられ破損したり、電波により熱が発生しリード線に発火したりするリスクがあります。そのため、金属製のペースメーカーが植え込まれている患者はMRIの使用を禁止されています。

 

選択肢3. 超音波検査

✖

超音波検査(エコー検査)は、超音波を用いて体内を映し出すのが特徴です。電磁波や放射線は一切発生せず、人体への侵襲が少ない検査の一つとされています。そのため、ペースメーカーへの影響はありません。

選択肢4. 脳波検査

✖

脳波検査は、脳から発生する微弱な電波を、電極を装着して読み取る検査です。電気を発生させる仕組みではないため、ペースメーカーへの影響はないとされています。

まとめ

ペースメーカーを使用する患者の看護は、禁忌事項の把握はもちろん、ペースメーカー手帳の確認と管理の指導が重要です。紛失しないよう日頃から重要性を説明するようにしましょう。

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02

ペースメーカー装着患者の看護では、強力な磁場や電磁波による作動不全を防ぐ対策と、感染・脱落を予防する管理が必要です。MRIは強力な磁場と電波で体内を描出します。磁場で故障や過熱を起こす危険があるため原則禁忌です。

選択肢1. エックス線撮影

誤りの解答です。

X線を通して体内を画像化する検査です。放射線によるペースメーカーへの影響は基本的にありませんが、本体の位置確認に役立ちます。

選択肢2. 磁気共鳴画像〈MRI〉

正しい解答です。

強力な磁場と電波で体内を描出します。磁場により機器の故障や過熱を起こす危険があるため原則禁忌です。

選択肢3. 超音波検査

誤りの解答です。

超音波の反射を利用して体内を観察する検査です。電磁波や放射線を使わないため、ペースメーカーへの影響はなく安全に検査できます。

選択肢4. 脳波検査

誤りの解答です。

頭部に電極を貼り脳の電気信号を記録する検査です。微弱な生体電位を読み取るだけの検査なので、ペースメーカーへの影響はありません。

参考になった数0

03

ペースメーカーが植込まれた患者のMRIは、従来禁止とされてきました。これは、心臓植込みデバイス(ペースメーカーや除細動器など)が電磁干渉を受け、MRI装置の電磁界が金属としてのペースメーカーに作用し、合併症の報告及び死亡例の報告もあったためです。2012年以降、MRIが可能な「条件付きMRI対応心臓植込みデバイス」が開発されたこともあり、ペースメーカーが植込まれた患者がMRI禁忌ではないこともあります。よって、ペースメーカーが植込まれていないか、事前に確認すべき項目となります。

選択肢1. エックス線撮影

✕

人体にエックス線を照射して、写真を撮る検査方法です。エックス線撮影では、放射線を使用するものの、放射線量が非常に低いため、ペースメーカーに影響を与える可能性は低いとされています。

選択肢2. 磁気共鳴画像〈MRI〉

○

強力な磁石と電波を使って、磁場を発生させて行います。ペースメーカーが植込まれていると、強い磁気により心停止や、金属類が発熱して火傷の恐れもあります。そのため、事故が起きないよう確認する必要があります。また、取り外せる金属類は取り外してもらうよう説明が必要になります。

選択肢3. 超音波検査

✕

超音波をあて、体内の臓器や血液の流れを映し出す検査方法です。放射線を使用しないため、被曝の心配がなく、妊婦健診でも腹部に使用されているように、妊娠中でも安心して検査を受けることができます。

選択肢4. 脳波検査

✕

頭皮に多くの電極を取り付け、脳の神経細胞が働く時に出る微弱な電気活動を測定する検査です。脳の活動状態を示すものであり、ペースメーカーが植込まれいても安全に検査を受けることができます。

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