看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問54 (成人看護学 問9)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問54(成人看護学 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

腓骨神経麻痺のアセスメントで観察するのはどれか。
  • 膝関節の屈曲
  • 足関節の背屈
  • 膝窩の知覚鈍麻
  • 足底の知覚鈍麻

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この過去問の解説 (3件)

01

腓骨神経麻痺の代表的な症状を理解しているかを問う問題です。腓骨神経とは、膝から下腿を通って足背と足趾に伸びる神経で、膝窩部で坐骨神経から分岐し、膝の外側の腓骨頭を囲むようにして走行しています。腓骨頭は突出しており、皮膚から浅い部分にあるため、外から圧迫を受けやすく麻痺を起こしやすいのが特徴です。

選択肢1. 膝関節の屈曲

✖

膝関節の動きを支配するのは大腿神経と坐骨神経です。膝の伸展は前側を走る大腿神経が、膝の屈曲は後側の坐骨神経が関与します。腓骨神経は膝関節の屈曲には関わっていません。

選択肢2. 足関節の背屈

〇

腓骨神経麻痺では足関節を上げる背屈や、足趾を上に動かす動作が難しくなります。この状態は下垂足と呼ばれ、つま先が下垂しつまずきやすくなるため、下肢を高く上げる鶏歩という歩き方が見られるのが特徴です。

選択肢3. 膝窩の知覚鈍麻

✖

膝窩の知覚を支配するのは後大腿皮神経です。絞扼や癒着、また腫瘤などによる圧迫で神経の伝達が阻害されると、膝窩の知覚鈍麻が起こります。腓骨神経は膝窩の知覚には関与していません。

選択肢4. 足底の知覚鈍麻

✖

足底の知覚は脛骨神経が主に支配しています。腓骨神経麻痺の場合でも、足底の知覚に影響はありません。

まとめ

腓骨神経麻痺では、下垂足のほか下腿外側のしびれや知覚鈍麻が生じます。長期臥床患者の下肢の外旋や、骨折時のギプスなどによる長時間の圧迫でよく見られるため、しっかりアセスメントすることが大切です。

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02

腓骨神経麻痺は下肢の浅い場所を通る腓骨神経が圧迫され生じる障害です。足首を持ち上げる筋肉が麻痺して下垂足となり、足先の知覚障害も併発します。

選択肢1. 膝関節の屈曲

誤りの解答です。

膝を曲げる動きは坐骨神経が担います。腓骨神経は膝より下(足首や足指)の運動を支配しているため影響しません。

選択肢2. 足関節の背屈

正しい解答です。

腓骨神経が前脛骨筋を支配するため、麻痺するとつま先が上がらない下垂足となり、背屈が困難になります。

選択肢3. 膝窩の知覚鈍麻

誤りの解答です。

膝の裏の知覚は坐骨神経領域です。腓骨神経麻痺では足背や指の間に知覚鈍麻が生じます。

選択肢4. 足底の知覚鈍麻

誤りの解答です。

足の裏(足底)の知覚や屈曲運動は脛骨神経が支配します。腓骨神経麻痺では足底の症状は現れません。

 

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03

腓骨神経麻痺とは、長時間の同じ姿勢や圧迫、ギプス固定による圧迫などが原因として起こります。足関節を背屈する前脛骨筋が麻痺して足が垂れ下がる「下垂足」となります。

選択肢1. 膝関節の屈曲

✕

腓骨神経麻痺であると、足関節と足趾が背屈し、動かすことができませんが、膝関節の運動に影響はありません。膝関節の屈曲は、坐骨神経や大腿神経の支配によって起こります。

選択肢2. 足関節の背屈

○

足関節の背屈は、腓骨神経麻痺のアセスメントの観察項目となります。

選択肢3. 膝窩の知覚鈍麻

✕

腓骨神経は、膝の外側にある腓骨頭から下腿へと通る神経です。麻痺しても膝窩の知覚鈍麻は起こりません。

選択肢4. 足底の知覚鈍麻

✕

足背や下腿外側の知覚鈍麻は起こりますが、足底の知覚鈍麻は起こりません。

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