看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問55 (成人看護学 問10)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問55(成人看護学 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

骨折時の直達牽引の説明で正しいのはどれか。
  • 開放損傷には適さない。
  • 介達牽引に比べ牽引力が弱い。
  • 骨に鋼線を刺入して牽引する。
  • 弾性包帯を巻き直す必要がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

骨折の治療法についての問題です。牽引とは、持続的に引っ張って負荷をかけることにより、折れた骨を整復する方法をいいます。骨折時の牽引療法には直達牽引と介達牽引の2つがあり、ここでは直達牽引の特徴について正しく理解しているかがポイントです。

選択肢1. 開放損傷には適さない。

✖

開放損傷とは、創部の皮膚や粘膜が開いて内部が露出した損傷をいい、開放骨折などが含まれます。直達牽引は、折れた部位の末梢骨にワイヤーを直接通して牽引するため、開放損傷にも適応可能です。一方介達牽引は、皮膚に絆創膏やフォームラバーを貼付し弾性包帯を巻いて牽引します。創傷部位を覆うことで感染のリスクが高まるため、開放損傷には介達牽引は適さないとされています。

選択肢2. 介達牽引に比べ牽引力が弱い。

✖

直達牽引は骨にワイヤーを刺入して直接引っ張るため、介達牽引に比べ牽引力が強いのが特徴です。

選択肢3. 骨に鋼線を刺入して牽引する。

〇

直達牽引で用いられる鋼線(ワイヤー)は、キルシュナー鋼線が代表的です。大腿骨骨幹部など太い骨を牽引する場合は、より太く頑丈なシュタインマンピンが適応になるケースもあります。

選択肢4. 弾性包帯を巻き直す必要がある。

✖

弾性包帯は、直達牽引ではなく介達牽引で使用されます。

まとめ

直達牽引は牽引力の強さや長期に実施できるのがメリットですが、骨に異物を直接埋め込むため感染リスクが高いのがデメリットです。一方介達牽引は、直達牽引に比べ感染リスクは低いですが、包帯の固定による循環障害や神経麻痺を生じるリスクがあります。各療法のメリットとデメリット、適応となるケースを整理しておきましょう。

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02

骨折部から離れた部位の骨に直接ピンを刺し、おもりをつないで引っ張る治療法です。強い力で牽引できるため、骨の整復・固定に用いられます。ピンが皮膚から骨まで貫通しているため、刺入部の感染予防が必要です。

選択肢1. 開放損傷には適さない。

誤りの解答です。

直達牽引は骨に直接アプローチするため、開放性骨折の場合でも実施できる牽引法です。

選択肢2. 介達牽引に比べ牽引力が弱い。

誤りの解答です。

骨を直接引っ張るため、皮膚を介して引っ張る介達牽引よりも強い牽引力をかけることができます。

選択肢3. 骨に鋼線を刺入して牽引する。

正しい解答です。

直達牽引の特徴です。鋼線を骨に直接貫通させ、牽引弓を取り付けておもりで引っ張ります。

選択肢4. 弾性包帯を巻き直す必要がある。

誤りの解答です。

弾性包帯やテープで皮膚を固定・保護しながら引っ張るのは介達牽引の特徴です。直達牽引ではピンを用いるため包帯による牽引は行いません。

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03

骨折時の牽引には、「直達牽引」と「介達牽引」の2つの方法があります。

直達牽引は、キルシュナー鋼線を骨に直接刺入して、そこに錘を吊り下げて牽引する方法です。

介達牽引は、包帯などを巻いて皮膚を介しての牽引です。

下肢の牽引では、腓骨神経麻痺を起こすリスクが高いことが特徴です。

選択肢1. 開放損傷には適さない。

✕

皮膚に損傷がある場合でも可能です。

選択肢2. 介達牽引に比べ牽引力が弱い。

✕

直達牽引では、骨に直接鋼線を通しているため、介達牽引よりも強い力で牽引することができます。

選択肢3. 骨に鋼線を刺入して牽引する。

○

直達牽引は、骨に鋼線を施入して牽引します。

選択肢4. 弾性包帯を巻き直す必要がある。

✕

弾性包帯を巻き直す必要があるのは、介達牽引です。

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