看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問56 (老年看護学 問1)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問56(老年看護学 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

高齢の親の介護が必要となった家族の発達課題で正しいのはどれか。
  • 社会性の縮小
  • 家族役割の維持
  • 家族関係の再構築
  • 子離れ・親離れの確立

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この過去問の解説 (3件)

01

発達課題とは、人生の各段階で乗り越えるべき課題をいいます。個人の発達課題ではエリクソンの8つの発達段階と課題が代表的ですが、ここでは親の介護を担う家族の発達課題について問われています。

選択肢1. 社会性の縮小

✖

社会性の縮小は、老年期の発達課題とされています。定年退職による職場からの離脱や、身体・認知機能の低下によりコミュニケーションが障害されやすくなるために生じる課題です。介護が必要となった家族の発達課題とは異なります。

選択肢2. 家族役割の維持

✖

子が親の介護を担うということは、頼る立場から頼られる立場へと子の役割が変化したことを表します。家族役割の維持ではなく、家族役割の変化が適切です。

選択肢3. 家族関係の再構築

〇

介護が始まると、これまで「面倒を見る側」だった親が、認知機能や身体機能の低下により「面倒を見られる側」に変わります。親を介護する家族にとって、親の「老い」を受容し、家族関係を再構築することは重要な発達課題といえます。

選択肢4. 子離れ・親離れの確立

✖

子離れの確立は親側の壮年期・中年期の発達課題であり、親離れの確立は子側の青年期における発達課題です。

まとめ

看護の場面では、高齢患者はもちろん、介護を担う家族の心のケアも重要です。発達課題を正しく理解し、家族の心情にも寄り添える看護を目指しましょう。

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02

高齢の親に介護が必要になると、支援を受ける立場から支援する立場へと関係が変化します。親の尊厳を守りつつ、介護の負担を家族内でどう分担するか役割を見直し、新たな家族の関係性を築いていくことが発達課題となります。

選択肢1. 社会性の縮小

誤りの解答です。

介護負担により外出や交流が減り、孤立する問題現象です。社会とのつながりを維持し、外部サービスを併用して孤立を防ぐ支援が必要です。

選択肢2. 家族役割の維持

誤りの解答です。

旧来の役割に固執せず、介護という課題に合わせて柔軟に役割を分担・再調整し、家族全体の機能と生活を維持することが大切です。

選択肢3. 家族関係の再構築

正しい解答です。

依存と自立の関係が逆転する変化を受け入れ、親の尊厳を守りながら、家族で協力して新たな関係や介護体制を築く発達課題です。

選択肢4. 子離れ・親離れの確立

誤りの解答です。

子どもが青年期を迎えた時期の課題です。親介護の時期とは異なり、精神的・経済的な自立を目指す発達段階の目標です。

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03

高齢の親の介護が必要になった家族の発達課題をおさえましょう。

選択肢1. 社会性の縮小

✕

社会性の縮小は、老年期にみられます。

選択肢2. 家族役割の維持

✕

家族役割の維持は、社会的役割が縮小する老年期にみられます。

選択肢3. 家族関係の再構築

○

家族はこれまでの関係性を見直し、新たな役割の調整やサポートが必要となり、家族関係の再構築が求められます。

選択肢4. 子離れ・親離れの確立

✕

青年期や思春期の子どもを持つ時期にみられます。

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