看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問65 (母性看護学 問2)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問65(母性看護学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん(25歳、初産婦)は妊娠経過が順調であり、自然分娩を希望している。妊娠40週2日、陣痛発来し入院した。未破水、陣痛の間欠6分、発作20秒で産痛を訴えている。入院してから4時間経過しており、現在、子宮口4cm開大している。
Aさんへの援助で適切なのはどれか。
  • 足浴を勧める。
  • 安静に過ごすよう促す。
  • 飲食は控えるように説明する。
  • 陣痛にあわせて努責を開始させる。

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この過去問の解説 (2件)

01

Aさんは分娩第1期(活動期)で、未破水で子宮口は4cm開大しています。体を温める足浴は、リラックス効果による産痛緩和だけでなく、血行を良くして陣痛を促進する効果があります。

選択肢1. 足浴を勧める。

正しい解答です。

温熱刺激(足浴)はリラクゼーション効果があり産痛緩和をはかれます。また、骨盤内の血行を促して陣痛周期を促進します。

選択肢2. 安静に過ごすよう促す。

誤りの解答です。

破水していない分娩第1期では、歩行や楽な姿勢をとることで自重による児頭の下降が促され、分娩がスムーズに進行します。過度な安静指導は不適切です。

選択肢3. 飲食は控えるように説明する。

誤りの解答です。

分娩第1期はエネルギー消費が非常に大きいため、水分や消化の良い食べ物で十分な栄養補給・水分補給を行うよう促します。

選択肢4. 陣痛にあわせて努責を開始させる。

誤りの解答です。

努責を開始するのは、子宮口全開大(10cm)かつ破水後(分娩第2期)です。子宮口4cmでの努責は産道の浮腫や母体の頸管裂傷を招くため禁忌です。

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02

Aさんは陣痛発来し、現在分娩第1期であり、フリードマン曲線では潜伏期となります。

選択肢1. 足浴を勧める。

○

足浴では、リラックスできると共に、血液循環が良くなり、身体を温めることができます。分娩中に、身体を温めることにより陣痛促進に繋がるため、Aさんに適した看護となります。

選択肢2. 安静に過ごすよう促す。

✕

分娩第1期の看護では、活動・休息のバランスが重要となるため、活動後には休息をとることも必要ですが、この場面ではあえて安静に過ごすよう伝える必要はありません。例えば、破水後、高血圧、また無痛分娩中などの時は、安静に過ごす必要があることもあります。

選択肢3. 飲食は控えるように説明する。

✕

Aさんは自然分娩を希望しており、経過は順調であることから現時点では帝王切開になる可能性は低いことが考えられます。よって、飲食を控える必要はないと考えられます。

分娩中は、陣痛による苦痛で食欲低下がみられたり、陣痛によるエネルギー消耗や発汗による不感蒸泄の増加により、脱水になりやすくなります。そのため、消化吸収の良く、短時間で血糖値が上昇する食事(バナナ、おにぎりなど)を摂取してもらいます。

選択肢4. 陣痛にあわせて努責を開始させる。

✕

努責を開始する時期は、子宮口全開大後の分娩第2期以降となります。子宮口全開大前の努責は、産道の抵抗により児頭が圧迫され、児頭は下降しません。また、頸管裂傷にも繋がるのでしないよう説明します。分娩第1期では、呼吸法などで陣痛の苦痛を対処するよう誘導します。

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