看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問80 (老年看護学 問5)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問80(老年看護学 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん(91歳、男性)は市営団地の2階に1人で暮らしている。高血圧症(hypertension)で内服治療しているが、他に既往歴はない。日常生活動作〈ADL〉は自立している。トイレや浴室の段差でつまずくことがあり、手すりを設置した。最近は家でテレビを観て過ごすことが多くなった。
Aさんの生活状況で、国際生活機能分類〈ICF〉の「活動」に該当するのはどれか。2つ選べ。
  • 1人暮らし
  • 手すりの設置
  • 段差でのつまずき
  • テレビを観て過ごす
  • 日常生活動作〈ADL〉は自立

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この過去問の解説 (2件)

01

国際生活機能分類(ICF)では、人間の生活機能を心身機能・身体構造、活動、参加の3層で整理します。活動は個人による課題や行為の遂行を指し、日常生活動作(ADL)や余暇行動が含まれます。これらに影響を与える環境因子や個人因子も組み合わせて分類します。

選択肢1. 1人暮らし

誤りの解答です。

患者自身の生活状況や居住形態を表す背景情報であり、ICF分類の個人因子に該当します。

選択肢2. 手すりの設置

誤りの解答です。

住環境の整備や物理的サポートを指すため、ICF分類の環境因子に該当します。

選択肢3. 段差でのつまずき

誤りの解答です。

加齢や筋力低下による運動機能障害・歩行機能の低下はICF分類の心身機能・身体構造に該当します。

選択肢4. テレビを観て過ごす

正しい解答です。

個人としての余暇行動や具体的行為の遂行を表しているため、ICF分類の活動に該当します。

選択肢5. 日常生活動作〈ADL〉は自立

正しい解答です。

食事や排泄、移動など日常生活における一連の行為能力・遂行状況を評価しているため、活動に該当します。

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02

国際生活機能分類(ICF)は、2001年にWHO(世界保健期間)が定めた、生きることの全体像を示す国際共通言語です。ICFは、「生活機能」の分類と、それに影響する「背景因子」の分類で構成されています。

「生活機能」は、「心身機能・構造」「活動」「参加」に分かれ、「背景因子」は「環境因子」「個人因子」の分類で構成されています。

「生活機能」の分類の一つである「活動」とは、個人による課題や行為の遂行(生活レベルにおける具体的な「生活行為」)のことです。

選択肢1. 1人暮らし

✕

一人暮らしは「環境因子」となります。

選択肢2. 手すりの設置

✕

手すりの設置は「環境因子」となります。

選択肢3. 段差でのつまずき

✕

段差でのつまずきは、「心身機能・構造」「環境因子」となります。

選択肢4. テレビを観て過ごす

○

テレビを観て過ごすのは、「活動」となります。

選択肢5. 日常生活動作〈ADL〉は自立

○

日常生活動作〈ADL〉が自立しているのは、「活動」となります。

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