看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問118 (看護の統合と実践 問6)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問118(看護の統合と実践 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文を読み、問いに答えよ。

午前9時、震度6強の大地震が発生した。発災直後、A病院では傷病者への対応として救急病棟に8床確保した。その応援のために各部署から看護師3名、医師2名、臨床工学技士1名、臨床検査技師1名、理学療法士1名が救急病棟に集まった。
救急病棟のリーダー看護師は他部署から集まったスタッフとカンファレンスを行った。

リーダー看護師が指揮する内容で適切なのはどれか。
  • 理学療法士に傷病者の採血を依頼する。
  • 看護師に自己判断で輸液を実施するよう伝える。
  • 臨床工学技士に医療機器の動作確認を依頼する。
  • 傷病者本人が名前を名乗る行為は省くよう医療スタッフに伝える。

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この過去問の解説 (2件)

01

災害直後のA病院の救急病棟で8床が確保され多職種の応援スタッフが集合しています。応援者の専門性に応じたタスク割り当て、安全確認が必要です。リーダーは情報共有と適切な指示を行い、安全な医療提供体制が求められます。

選択肢1. 理学療法士に傷病者の採血を依頼する。

誤りの解答です。

理学療法士の業務範囲に静脈血採血は含まれていません。非常時であっても無資格の医療行為を行わせることは法的に認められていません。

選択肢2. 看護師に自己判断で輸液を実施するよう伝える。

誤りの解答です。

非常時であっても看護師が自己判断で輸液を投与することは事故や医療ミスにつながるため行ってはいけません。指示の遵守と確認が不可欠です。

選択肢3. 臨床工学技士に医療機器の動作確認を依頼する。

正しい解答です。

地震による停電や機器の不具合が懸念されるため、医療機器の専門である臨床工学技士に医療機器の動作確認を依頼するのは、安全管理上きわめて重要です。

選択肢4. 傷病者本人が名前を名乗る行為は省くよう医療スタッフに伝える。

誤りの解答です。

非常時こそ、取り違え事故を防ぐためにフルネームの確認やトリアージタッグ・IDバンドによる本人確認が必要です。

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02

この問題で問われているのは非常時(災害時)における他職種連携のあり方です。

看護師が、混乱した状況で他職種とどのように連携し、指揮していくべきかを考えてみましょう。

選択肢1. 理学療法士に傷病者の採血を依頼する。

採血は医療行為です。

看護師は診療の補助として、採血や輸液を行うことはあります。

しかし理学療法士に採血を依頼することは非常においても職種の範囲を超えていると考えられます。

よって理学療法士に傷病者の採血を依頼することは適切であるとは言えません。

選択肢2. 看護師に自己判断で輸液を実施するよう伝える。

看護師の業務は、保健師助産師看護師法において、療養上の世話と診療の補助です。

常時の業務においても看護師が輸液を自己判断で行うことはありません。

医師の指示の下、実施されることが規定されていますので、看護師に自己判断で輸液を実施するよう指示することは適切であるとは言えません。

選択肢3. 臨床工学技士に医療機器の動作確認を依頼する。

臨床工学技士は、人工呼吸器の管理や、手術室や集中治療室での機器の操作や管理などが主な業務です。

災害時は、機器の破損などで医療機器が安全に作動しない可能性があります。

臨床工学技士に医療機器の動作確認を依頼することは、リーダー看護師が指揮する内容で適切であると言えます。

 

選択肢4. 傷病者本人が名前を名乗る行為は省くよう医療スタッフに伝える。

災害時は混乱が生じ、医療ミス等が発生しやすい状況にあると言えます。

本人確認は、非常に重要であり、傷病者本人が名前を名乗る行為を省く事の弊害は非常に大きくなります。

よってこの指示は適切であるとは言えません。

まとめ

災害時は、平常時とは状況が異なり、十分な物資や人材が確保できない可能性があります。

混乱した状況において看護師がリーダー的存在となり、現場を指揮していく必要があるといえます。

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