看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問213 (地域・在宅看護論 問15)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問213(地域・在宅看護論 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

<問211〜問213は同一の症例設定に基づいています。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
問211はこちら

次の文を読み、問いに答えよ。

Aさん(78歳、女性、要介護1)は夫(82歳、要支援1)と2人で暮らしている。高血圧症(hypertension)と心不全(heart failure)と診断され、降圧薬と利尿薬を内服し、日常生活では呼吸困難の症状はない。病状管理のために訪問看護を週1回利用している。Aさんは「最近、買い物に行くとすぐに疲れてしまい、重いものが買えない」と話し、訪問介護員の買い物への同行を希望した。Aさんの希望を受けてサービス担当者会議が開催され、訪問介護事業所から訪問看護師に「買い物に同行するときに注意することはありますか」と質問があった。

Aさんから「2人とも高齢なので、災害が起こった時に避難できるかどうか心配です」と話があった。
訪問看護師によるAさんへの説明で適切なのはどれか。

  • 「自宅内の避難経路を点検してください」
  • 「訪問看護師は災害が発生したらすぐに誘導します」
  • 「災害が発生してから近くの避難所の場所を確認しましょう」
  • 「災害発生時は長女さんの家族が来てから避難してください」

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

適切な説明は、「自宅内の避難経路を点検してください」です。

Aさんは高齢で心不全があり、夫も高齢で要支援の状態です。災害時に安全に避難するためには、災害が起こってから考えるのではなく、ふだんから避難経路や避難場所を確認しておくことが大切です。

選択肢1. 「自宅内の避難経路を点検してください」

これは適切です。

災害が起こると、あわててしまい、ふだん通れる場所でも通りにくくなることがあります。特に高齢者の場合、家具の転倒、床の物、段差などが避難の妨げになります。

そのため、玄関まで安全に行けるか、廊下や出入口に物が置かれていないかなど、自宅内の避難経路を事前に確認することが大切です。

選択肢2. 「訪問看護師は災害が発生したらすぐに誘導します」

これは適切ではありません。

災害時には、訪問看護師自身も被災していたり、交通が止まっていたりして、すぐにAさんの自宅へ行けないことがあります。

訪問看護師が必ずすぐに誘導できるとは限らないため、このように説明するのは適切ではありません。Aさん自身や家族、地域の支援も含めて、事前に避難方法を考えておく必要があります。

選択肢3. 「災害が発生してから近くの避難所の場所を確認しましょう」

これは適切ではありません。

避難所の場所は、災害が起こってから調べるのでは遅いです。災害時は停電や通信障害が起こることもあり、必要な情報をすぐに確認できない場合があります。

避難所の場所や避難経路は、災害が起こる前に確認しておくことが重要です。

選択肢4. 「災害発生時は長女さんの家族が来てから避難してください」

これは適切ではありません。

災害時に長女さんの家族がすぐに来られるとは限りません。道路が通れなくなったり、長女さんの家族も被災したりする可能性があります。

避難が必要な状況で家族の到着を待ち続けると、かえって危険になることがあります。家族に頼ることも大切ですが、家族が来られない場合も想定して準備することが必要です。

参考になった数0