看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問237 (精神看護学 問17)
問題文
<問235〜問237は同一の症例設定に基づいています。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
問235はこちら
次の文を読み、問いに答えよ。
Aさん(27歳、男性、会社員)は1人で暮らしている。最近、事務部門から営業部門に異動になった。新しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗ると、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2か月後、精神科クリニックを受診し、パニック症〈パニック障害〉(panic disorder)と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬と抗うつ薬が処方された。
また、職場の協力を得て、苦手な仕事のサポートをしてもらうことになった。受診から2日、Aさんから「また発作が起きるのではないかと考えてしまい、家から出られません」とクリニックに電話があった。
Aさんのパニック発作は消失し、不眠も改善したため、睡眠薬の服用は終了となった。Aさんは「もともと手足が冷えて寝つきが悪かったから、睡眠薬がなくなることが心配です。自分で工夫できることはあるでしょうか」と看護師に尋ねた。看護師が以前の睡眠状況を尋ねると、睡眠時間は23時から6時までの7時間であった。
Aさんの睡眠へのセルフケアに対する看護師の指導で適切なのはどれか。
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問題
看護師試験 第115回(2026年2月) 問237(精神看護学 問17) (訂正依頼・報告はこちら)
<問235〜問237は同一の症例設定に基づいています。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
問235はこちら
次の文を読み、問いに答えよ。
Aさん(27歳、男性、会社員)は1人で暮らしている。最近、事務部門から営業部門に異動になった。新しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗ると、息苦しさ、動悸からパニック発作を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2か月後、精神科クリニックを受診し、パニック症〈パニック障害〉(panic disorder)と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠薬と抗うつ薬が処方された。
また、職場の協力を得て、苦手な仕事のサポートをしてもらうことになった。受診から2日、Aさんから「また発作が起きるのではないかと考えてしまい、家から出られません」とクリニックに電話があった。
Aさんのパニック発作は消失し、不眠も改善したため、睡眠薬の服用は終了となった。Aさんは「もともと手足が冷えて寝つきが悪かったから、睡眠薬がなくなることが心配です。自分で工夫できることはあるでしょうか」と看護師に尋ねた。看護師が以前の睡眠状況を尋ねると、睡眠時間は23時から6時までの7時間であった。
Aさんの睡眠へのセルフケアに対する看護師の指導で適切なのはどれか。
- 「休日は昼まで寝るようにしましょう」
- 「帰宅後に短時間の睡眠をとりましょう」
- 「寝る前に熱めのお風呂に浸かると良いですよ」
- 「眠くなってからベッドに横になると良いですよ」
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この過去問の解説 (1件)
01
正しい選択肢は、「眠くなってからベッドに横になると良いですよ」です。
Aさんはパニック発作や不眠が改善し、睡眠薬の服用が終了になっています。もともとの睡眠時間は23時から6時までの7時間であり、大きく短いわけではありません。今後は、睡眠薬に頼りすぎず、自然に眠りやすい生活習慣を整えることが大切です。
これは誤りです。
休日に昼まで寝ると、起きる時間が大きくずれてしまいます。すると、体内時計が乱れ、夜に眠りにくくなることがあります。
睡眠を整えるには、休日でも起床時刻を大きく変えすぎないことが大切です。寝不足を感じる場合でも、昼まで長く寝るより、生活リズムを保つことが望ましいです。
これは誤りです。
夕方や夜に眠ると、そのときに眠気が減ってしまい、夜の寝つきが悪くなることがあります。
昼寝をする場合でも、長く寝すぎないことや、遅い時間に寝ないことが大切です。Aさんは寝つきへの不安があるため、帰宅後に睡眠をとることはすすめにくいです。
これは誤りです。
熱めのお風呂は体を目覚めさせる刺激になり、かえって寝つきにくくなることがあります。
手足の冷えが気になる場合は、熱すぎるお湯ではなく、ぬるめのお風呂で体を温める方がよいです。ただし、寝る直前に熱いお湯に入ることをすすめるのは適切ではありません。
これは正しいです。
眠くないのにベッドに入って長く過ごすと、「ベッドは眠れずに悩む場所」という感覚が強くなることがあります。
眠くなってからベッドに入るようにすると、ベッドと睡眠が結びつきやすくなります。これは、睡眠を整えるための大切なセルフケアです。
Aさんには、睡眠薬がなくても眠れるように、眠くなってから寝床に入ることや、起床時刻をできるだけ一定にすることを伝えるとよいです。
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