看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問93 (地域・在宅看護論 問8)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問93(地域・在宅看護論 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

<問91〜問93は同一の症例設定に基づいています。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
問91はこちら

次の文を読み、問いに答えよ

Aさん(80歳、男性、要介護2)は1人で暮らしている。脳出血(cerebral hemorrhage)を発症し、急性期病院で地域連携クリニカルパスに沿って治療が行われた。軽度の右不全麻痺と失語があるため、回復期リハビリテーション病院に転院した。Aさんは自宅退院を希望している。退院後はかかりつけの診療所へ通院し、訪問看護と訪問介護を利用する予定である。

退院2か月後、訪問看護師が訪問するとAさんの長男から「最近、父がよく話してくれるようになったが、言いたいことが伝わらずイライラしていることがある。どう対応していいかわからない」と相談があった。
Aさんとのコミュニケーションについて、家族への助言で適切なのはどれか。

  • 「Aさんに何度も聞き返しましょう」
  • 「Aさんが言い間違えたときは訂正しましょう」
  • 「Aさんに短くわかりやすい言葉で話しかけましょう」
  • 「Aさんの表情よりも言葉での表現を大事にしましょう」

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この過去問の解説 (2件)

01

Aさんは退院2か月が経過して発語意欲が高まっていますが、言葉をうまく思い出したり理解できず、思いが伝わらないもどかしさからイライラが生じています。心理的負担に配慮した関わり方が求められます。

選択肢1. 「Aさんに何度も聞き返しましょう」

誤りの解答です。

何度も聞き返されると、伝わらない焦りや挫折感になり、余計にイライラさせてしまいます。うなずきや、はいいいえで答えられる質問にして確認することが大切です。

選択肢2. 「Aさんが言い間違えたときは訂正しましょう」

誤りの解答です。

間違いを訂正されると、話す意欲を削ぎ、自信を失わせます。言い間違いがあっても無理に正さず、受け止める姿勢が重要です。

選択肢3. 「Aさんに短くわかりやすい言葉で話しかけましょう」

正しい解答です。

失語症では短く簡潔な言葉で、ゆっくり1つずつ話しかけることで理解を助け、負担のないやり取りにつながるため適切です。

選択肢4. 「Aさんの表情よりも言葉での表現を大事にしましょう」

誤りの解答です。

失語症では言葉による表現が難しくなるため、表情やジェスチャーなど非言語的コミュニケーションを活用します。言葉に頼らず、表情からも察することが大切です。

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02

Aさんは失語症があります。「言いたいことが伝わらずイライラしている」ことから、運動性失語によりうまく話せないことが考えられます。短くわかりやすい言葉でゆっくり話すことが必要となります。

選択肢1. 「Aさんに何度も聞き返しましょう」

✕

何度も聞き返すことにより、余計にイライラすることが考えられます。

選択肢2. 「Aさんが言い間違えたときは訂正しましょう」

✕

言い間違えたことを理解していることが考えられるため、言い間違いを訂正する必要はありません。

選択肢3. 「Aさんに短くわかりやすい言葉で話しかけましょう」

○

正解です。

選択肢4. 「Aさんの表情よりも言葉での表現を大事にしましょう」

✕

失語症により上手く話せないため、言葉での表現を大事にする必要はありません。

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