看護師 過去問
第115回(2026年2月)
問99 (成人看護学 問18)

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問題

看護師試験 第115回(2026年2月) 問99(成人看護学 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

<問97〜問99は同一の症例設定に基づいています。各問は前問までの状況を引き継いで解答してください。>
問97はこちら

次の文を読み、問いに答えよ。

Aさん(60歳、女性、会社員)は15年前に糖尿病(diabetes mellitus)と診断され血糖降下薬を服用していた。その後、微量のアルブミン尿が出現し、腎機能は徐々に悪化したため、10年前からインスリン療法が開始された。Aさんは外来受診時に労作時の息切れを訴えており、肺野の水泡音と下肢の浮腫が認められ、精査加療目的で入院した。
入院時は、身長155cm、体重65kgで1か月前から5kg増加している。体温36.3℃、呼吸数28/分、脈拍82/分、血圧160/82mmHgであった。
血液検査データは、Hb8.5g/dL、HbA1c8.5%、アルブミン3.1g/dL、クレアチニン3.5mg/dL、K4.0mEq/Lで、推算糸球体濾過量〈eGFR〉は15mL/分/1.73m2であった。

その後、Aさんには連続携行式腹膜透析法〈CAPD〉が開始された。同時に腹膜透析の方法と必要な自己管理についての指導が開始となった。
現在の血液検査データは、Hb9.0g/dL、アルブミン2.9g/dL、クレアチニン2.5mg/dL、K3.8mEq/Lであった。また腹膜透析開始後の除水量は平均450mL/日、尿量は平均900mL/日であった。
現在のAさんに対する食事指導の内容で適切なのはどれか。

  • 蛋白質は0.2g/kg/日とする。
  • カリウムを含む食品の制限はない。
  • 水分摂取量は除水量と同量とする。
  • 総エネルギーは50kcal/kg/日とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

腹膜透析の看護をおさえましょう。

選択肢1. 蛋白質は0.2g/kg/日とする。

✕

腹膜透析では、透析液の中に1日あたり10gの蛋白質流失があります。更に、アルブミンの値からも低栄養に更になりやすいことがいえます。0.9~1.2g/kg/日の蛋白質摂取が必要です。

選択肢2. カリウムを含む食品の制限はない。

○

腹膜透析の透析液にカリウムが含まれないので、カリウムは透析中に体外へ排出されます。そのため、カリウムを含む食品の制限はありません。

選択肢3. 水分摂取量は除水量と同量とする。

✕

腹膜透析での1日の水分摂取量の目安は、「除水量+尿量」です。そのため、除水量と同量ではありません。

選択肢4. 総エネルギーは50kcal/kg/日とする。

✕

総エネルギーは30~35kcal/kg/日が目安となります。

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